
ロシアのコズロフ天然資源環境相、ムラシコ保健相、コロコリツェフ内相が同時に北朝鮮を訪れた。北朝鮮とロシアが「クルスク解放」1周年行事を大々的に開き、両国の戦略的密着をさらに強めるとの見方が出ている。
労働新聞によると、コズロフ天然資源環境相とムラシコ保健相が率いるロシア政府代表団は22日、元山を訪れ、「朝ロ親善病院」の起工式に出席した。
元山葛麻海岸観光地区で開かれた起工式には、北朝鮮側からキム・ドクフン(金徳訓)内閣第1副首相、キム・ドゥウォン保健相、ユン・ジョンホ対外経済相らが出席し、ロシア側からは両閣僚を含む代表団が顔をそろえた。
キム・ドゥウォン保健相は「きょうの朝ロ親善関係は、両国首脳の特別な関心の下で不敗の戦略的同盟関係へと高まった」と述べ、「病院建設は両国人民の親善をさらに厚くする契機になる」と強調した。
ムラシコ保健相は「今回の行事は病院の基礎を築くだけでなく、両国の保健分野における長期協力の土台を築くものだ」とし、「北ロ首脳間の合意を実践に移す事業だ」と語った。
コズロフ天然資源環境相も「ロシアと北朝鮮の関係は平等と相互尊重、信頼に基づいている」としたうえで、「国境は壁ではなく、常に開かれた扉であることを示している」と述べた。
同じ日、平壌ではコロコリツェフ内相が率いるロシア内務省代表団が、チョ・ヨンウォン(趙甬元)朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員と面会した。両国が経済、保健、治安、内務など協力の範囲を広く拡大していることをうかがわせる動きだ。
元山では保健、経済分野の実務会談も進んだ。キム・ドゥウォン保健相とムラシコ保健相、ユン・ジョンホ対外経済相とコズロフ天然資源環境相がそれぞれ会い、病院建設を含む協力課題を協議した。
朝ロは国境インフラ整備も並行して進めている。労働新聞は21日に、朝ロ国境の自動車橋の連結工事が完了したと報じた。着工から1年で主要区間がつながり、今後は物流、観光、人的交流拡大の基盤になるとみられる。
ロシア代表団は訪朝期間中、元山葛麻海岸観光地区を視察し、ソ連軍追悼塔への献花も済ませた。
今回訪朝したロシア閣僚と代表団は、北朝鮮が今月末に盛大に開くと予告した「クルスク解放作戦成功」1周年行事にも出席し、朝ロの密着をさらに固める可能性が高い。北朝鮮はロシアに兵力を送り、クルスク奪還作戦を支援したとしており、2025年4月にクルスクの「解放作戦」が成功したと主張してきた。
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