
7兆8000億ウォン(約8580億円)規模の韓国型次期駆逐艦(KDDX)の詳細設計と先導艦建造事業の優先交渉対象者に、ハンファオーシャンが選ばれたことが確認された。競合するHD現代重工業との点差は0.5点ほどとされる。
防衛事業庁と防衛産業業界によると、防衛事業庁はKDDXの詳細設計・先導艦建造事業者選定に向けた提案書評価を終え、優先交渉対象者にハンファオーシャンを選定し、評価結果を同日午後、両社に通知した。両社の評価点差はわずか0.5867点だったという。
優先交渉対象者に選ばれたハンファオーシャンは、防衛事業庁との協議を経て、本格的な詳細設計と先導艦建造を進める。ただ、HD現代重工業がこれに不服として異議申し立てをしたり、仮処分申請などの訴訟に進んだりする場合、日程がやや遅れるとみられる。
HD現代重工業は3月、防衛事業庁がハンファオーシャンに配布した提案要請書に添付された基本設計資料170件のうち14件が営業秘密に当たるとして仮処分訴訟を起こした。さらに5月には、過去の構成員の刑事処罰に伴うセキュリティー減点の延長適用は不当だとして仮処分を申請した。
HD現代重工業は、機密流出事件によって適用されたセキュリティー減点の影響で、評価で後れを取ったとみられる。HD現代重工業の役職員9人は、2015年に大宇造船海洋が進めたKDDX概念設計図などの軍事機密をひそかに撮影して共有した疑いで裁判にかけられ、2022年11月に8人、2023年12月に1人がいずれも有罪判決を受けた。
防衛事業庁は2025年、内部の法理再検討を経て、2022年に確定した事件と2023年に確定した事件を分けて減点を適用する方針に変更した。最終有罪判決の時点を基準に、HD現代重工業は今回の事業で12月6日まで1.2点のセキュリティー減点を受ける。
裁判所は、HD現代重工業が防衛事業庁を相手に起こした営業秘密侵害禁止などの仮処分申請を5月に棄却し、6月にはセキュリティー減点の延長適用禁止を求める仮処分申請も認めなかった。
KDDX事業は約7兆8000億ウォン(約8580億円)を投じ、2030年までに韓国製6000トン級の韓国型イージス駆逐艦6隻を建造する事業。
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