
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が、米韓同盟を外交の中核軸として維持しながら、自律的な安全保障能力の強化も並行する戦略を明らかにした。
主要7カ国(G7)首脳会議出席のため欧州を歴訪中のイ・ジェミョン大統領は11日、イタリア紙「コリエーレ・デラ・セラ」とのインタビューで、「米国との同盟は依然として韓国外交の基本軸だ」としながらも、「時代と現実に合うよう同盟を深化・発展させると同時に、自強を固め、さまざまな国との連携を活性化する戦略を進める」と述べた。
イ・ジェミョン大統領は「自強は依存的な同盟国ではなく、自ら安全保障に責任を持つ能力あるパートナーになるという意味だ。これは米国が望む同盟の方向とも相通じる」と強調した。そのうえで、戦時作戦統制権の返還推進と国防費の増額など、具体的な措置を並行していると説明した。
あわせてイ・ジェミョン大統領は、従来の「安全保障は米国、経済は中国」という二分法的な外交アプローチは、もはや有効ではないとの見方を示した。イ・ジェミョン大統領は「韓国は米国と中国の間で均衡を維持するというより、国益に基づき、競争、協力、挑戦要因を多角的に認識したうえで、新たなアプローチを模索していく」と語った。
今回のインタビューは、G7首脳会議出席を前にしたローマ訪問に合わせて実施された。イ・ジェミョン大統領はマッタレッラ大統領との会談に続き、メローニ首相との首脳会談を予定している。
イ・ジェミョン大統領は、イタリアとの関係を「特別戦略的パートナー関係」に格上げする準備をしていると明らかにし、これにより韓国と欧州の戦略的意思疎通と相互理解を促進できると述べた。
特に人工知能(AI)、先端製造、エネルギー転換、供給網分野で協力を制度化するための「2026~2030戦略的行動計画」を推進すると説明した。
また、気候変動とエネルギー安全保障、開発協力などのグローバル課題への対応でも両国が協力できるとし、アフリカ開発協力に関する了解覚書(MOU)締結計画にも触れた。
イ・ジェミョン大統領は、韓国とイタリアは創造性と技術を結びつけた産業協力の最適なパートナーだとし、「20世紀の製造業協力を超え、21世紀のAI時代の産業革新ストーリーを共に作っていけると信じている」と強調した。
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