2024 年 4月 19日 (金)
ホーム社会飼い主を2度泣かせる…韓国ペット違法葬儀業者、取り締まりもなく

飼い主を2度泣かせる…韓国ペット違法葬儀業者、取り締まりもなく

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韓国でペットを飼う人口が大幅に増えている中、ペットを失った悲しみにつけ込んだ違法葬儀業者が横行している。巧妙に「合法」を装った業者が多数暗躍するが、取り締まりは状況は不十分のようだ。

韓国農林畜産食品省が提供する動物保護管理システムによると、今年1月現在、登録された国内の動物葬儀業者は62社だ。2013年(7カ所)に比べ、10年で9倍ほど増加した。ペットを飼う世帯が大幅に増え、動物葬儀業者も急増した。統計庁の「2020人口住宅総調査」によると、ペットを飼う世帯数は世帯全体の15%(312万9000世帯)に達した。

問題はその間、違法業者も多数出現し、被害を訴える人が増えているという点だ。違法業者らは葬儀価格を水増ししたり、数匹を一度に火葬したりした後、遺骨を分けて飼い主に戻すやり方だ。「追加料金を払わなければ遺骨を返さない」と脅迫するケースも少なくないという。

実際、韓国消費者院が最近5年にペットの死を経験した1000人を対象にした「ペット葬儀サービス利用実態調査」資料によれば、動物の死体処理過程で何らかの被害を経験した割合は23.3%(233人)に達した。

最も多い類型は「動物葬儀業者の費用の過剰請求」で40.3%(94件)に上る。続いて「不誠実な葬儀進行」39.1%(91件)、「葬儀用品の押し売り」38.6%(90件)、「合同火葬などで遺骨確認不可」31.8%(74件)などの順だった。

だが違法業者の取り締まりは不十分で、農林畜産食品省関係者は「未登録業者に対する告発がある場合に摘発する。特別な取り締まりはしていない」という。

大多数の業者がインターネットポータルサイトなどで合法業者に装っており、消費者が容易に違法業者とつながってしまうという問題もある。

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