
韓国の公演会場や大学イベント会場で群衆事故が相次ぎ、安全管理の強化が急務となっている。
今月5日、ソウル市松坡区のKSPOドームで開かれた公演中、客席横の安全フェンスが崩れ、観客3人が下に転落して負傷した。さらに12日には延世大学の講堂前でも、チケット購入を待つ人波が一気に押し寄せて転倒事故が発生し、外国人女性1人が病院に搬送されるなど計23人が現場で応急処置を受けた。
相次ぐ事故を受け、観客や業界関係者からは不安の声が上がっている。来月の野外公演を予約した20代女性は「最近の事故映像を見て驚いた。屋内公演で人の流れの管理が十分でないのは理解しがたい」と話した。別の観客も「盛り上げの演出が危険につながる可能性がある。公演前や途中で安全案内を繰り返すべきだ」と指摘している。
イベント運営に関わる関係者は「現場では一瞬で統制が崩れることがある。1人の転倒が連鎖的な事故につながりかねない」と警鐘を鳴らした。
専門家は事故防止のため、事前のマニュアル整備と教育・訓練が不可欠だと強調する。安全工学の専門家は「突発的な行動は必ず起きる。状況に応じて対応できる人員配置が必要だ」と述べ、観客とステージの間に安全区域を明確に示す設備の設置も有効だと指摘した。
また、防災分野の専門家は「群衆が集中した際の避難方法をまとめたマニュアルを事前に配布すべきだ。責任追及だけでなく、安全教育と訓練を優先する必要がある」と強調している。
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