2026 年 4月 20日 (月)
ホーム社会「1食1000円超」の韓国で若者が寺へ…名実ともに“駆け込み寺”となった無料食堂の切実な裏側

「1食1000円超」の韓国で若者が寺へ…名実ともに“駆け込み寺”となった無料食堂の切実な裏側

寺院の食堂で配膳を待つ学生たち(c)NEWSIS

外食費の高騰が続く中、食費負担に悩む韓国の若者たちが寺院の無料食堂に集まり、名実ともに“駆け込み寺”となっている。

韓国仏教最大宗派である大韓仏教曹渓宗社会福祉財団が運営する無料給食支援事業「青年バプシム」は、大学街周辺の寺院を中心に広がり、学生の生活を支えている。

ソウル・東大門区の蓮華寺では、毎週火曜日に若者向けの無料ランチとコーヒーを提供している。昼時には配膳開始前から学生が長い列を作り、食堂はすぐ満席となる。かつては20人ほどだった利用者は、最近では毎週100人規模にまで増えた。

この日提供されたメニューは、キノコ炒めや豆腐の煮物、精進風の餃子など肉を使わない料理が中心だった。食後には果物やプーアル茶も振る舞われ、学生たちはひとときの安らぎを過ごしていた。

背景にあるのは、急激に上昇した外食価格だ。ソウルではカルグクス(手打ち麺)が1万ウォン近く(約1100円)、キンパも1本3800ウォン程度(約420円)に上昇し、学生にとって日常的な外食は負担となっている。

学生からは「学食も6000~7000ウォン(約660~770円)に上がり、毎日は厳しい」「無料で助かるだけでなく、野菜中心で健康的な食事がうれしい」といった声が聞かれた。

この取り組みはSNSや大学内のサークルを通じて広がり、弘益大学や高麗大学、崇実大学周辺の寺院でも同様のプログラムが活発化している。運営側は今後、地方の寺院へも拡大していく方針だ。

(c)NEWSIS

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