2024 年 11月 23日 (土)
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韓国・宇宙関連企業、小型ロケット開発で協力…衛星運搬市場への参入加速

スペースパイオニア事業小型ロケット重点技術開発=科学技術情報通信省(c)KOREA WAVE

韓国の宇宙技術開発企業が、小型ロケット製作のための需要や供給企業として協力する。韓国企業が開発した核心技術が、国産小型ロケットに採用される。

科学技術情報通信省は21日、「スペースパイオニア事業」として開発中の小型ロケット重点技術を宇宙開発事業体系と連携させるための企業間了解覚書(MOU)締結式を韓国航空宇宙研究院で開いた。

締結式には、NDTエンジニアリングとダナムシステムズ、漢陽ENGが供給企業として、イノスペースとウナステラ、ハンファエアロスペース、大韓航空が需要企業として参加した。

スペースパイオニア事業は2030年までに海外依存度の高い技術を国産化するために産業体を中心に16の核心技術を認証モデル(QM)段階まで開発する事業だ。

科学技術情報通信省は、小型ロケット体系に活用できる共通隔壁推進体タンク、エビオニクス統合技術、段間連結アンビリカル技術開発のために、NDTエンジニアリングとダナムシステムズ、漢陽ENGをそれぞれ総括主管として選定し、事業を推進中だ。これら企業の技術をイノスペースとウナステラ、ハンファエアロスペース、大韓航空など世界小型衛星運搬市場に挑む韓国企業が活用することになる。

イノスペースは2段式小型衛星ロケット「ハンビットナノ」の開発を終え、2024年に本格的な商業打ち上げに乗り出す予定だ。ウナステラは有人ロケットの開発と準軌道宇宙旅行サービスの提供を目標に、国産化技術で体系的な開発事業を推進するという目標だ。

ハンファエアロスペースは、人工衛星打ち上げ用液体燃料ロケット「ヌリ」号の製作総括管理、打ち上げ共同運用などの過程に参加した総合企業であり、2027年までにヌリ号を4回打ち上げ、実用衛星を軌道に乗せる計画だ。大韓航空は韓国初の宇宙ロケット「羅老(ナロ)」号(KSLV-I)の開発や組み立て、エンジン開発過程に参加し、現在「小型発射体開発力量支援事業」に選定され、小型ロケット上段部の高性能エンジンを開発中だ。

科学技術情報通信省のチョ・ソンハク巨大公共研究政策官は「了解覚書締結で小型ロケット宇宙重点技術の活用性や体系連携のための民間協力体系が強化された。我が国企業の地球低軌道用小型衛星運搬市場への参入にも勢いがつくと期待する」と語った。

(c)KOREA WAVE

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