2026 年 6月 17日 (水)
ホーム経済IT/メタバース韓国LG電子、ソウル・良才に国内初の「ロボット訓練所」構築へ

韓国LG電子、ソウル・良才に国内初の「ロボット訓練所」構築へ

洗濯済みのタオルをたたむLG電子の家庭用ロボット「LGクロイド」(c)news1

韓国LG電子が、ヒューマノイドロボットの知能を高度化するための「ロボットデータファクトリー」を韓国国内で初めて構築する。2026年を「ロボット事業本格化」の元年と宣言したLG電子が、次世代成長動力とされる「フィジカルAI」市場の先取りに速度を上げている。

業界によると、LG電子はソウル市瑞草区良才の研究開発(R&D)キャンパスに、延べ床面積約3万3000平方メートル規模のロボットデータファクトリーを造成している。

この施設は、ヒューマノイドロボットが実際の生活・業務環境に似た空間でさまざまな動作を繰り返し、データを生成して学習・検証する役割を担う。ロボットが物をつかんだり運んだり、扉を開け閉めしたりする各種作業の過程で蓄積される行動データは、ヒューマノイドの性能を決める核心資産と評価されている。LG電子のリュ・ジェチョル最高経営責任者(CEO)は毎週現場を訪れ、ロボットデータファクトリーの構築状況を点検しているとされる。

一部では、早ければ7月からLG電子が開発中のヒューマノイドロボット「LGクロイド」100台を投入し、データファクトリーの稼働に入る可能性が提起されている。2026年内には投入ロボット数を300台規模まで拡大する案が検討されているという。

LG電子は2026年初めのCESでクロイドを公開し、2028年の家庭用ヒューマノイドロボット商用化を目標に開発を進めている。業界では、今回のデータファクトリーが今後のホームロボット開発の重要インフラになるとみている。

ロボットデータファクトリーは、生成AI時代のデータセンターに似た概念と評価される。最近のヒューマノイド業界では、実環境で蓄積した大規模な行動データがロボットの知能水準を左右するだけに、データ確保競争がますます激しくなっている。

LG電子はロボットの重要部品であるアクチュエーターの事業化も推進している。アクチュエーターはモーターや減速機、制御装置などが結合した部品で、ロボットの動きと精密制御性能を左右する。

ロボットデータの確保と核心部品の内製化を同時に進め、家電中心の事業構造を超えて未来ロボットプラットフォーム企業への転換を急いでいるとの評価が出ている。特に良才データファクトリーは今後、家庭用・商業用ロボットサービス開発の核心拠点になると見込まれる。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular