2026 年 4月 26日 (日)
ホームライフスタイル家族より「睡眠」が大事?…韓国Z世代が熱狂する5兆ウォン市場「スリーポノミクス」

家族より「睡眠」が大事?…韓国Z世代が熱狂する5兆ウォン市場「スリーポノミクス」

グッドナイト熟睡ポップアップ(c)NEWSIS

就職準備やアルバイトなどで睡眠時間を削ってきた韓国の20~30代が、今では「よく眠ること」に積極的にお金を使うようになっている。ウェルネスブームとともに、熟睡が新たな自己管理のキーワードとして浮上し、「睡眠のための消費」が急速に広がっている。

ソウル・龍山のアイパークモールで開かれた「グッドナイト熟睡ポップアップ」には、平日にもかかわらず多くの来場者が訪れ、自分に合った快眠アイテムを探していた。

このイベントは、睡眠・ヘルスケアブランド「ドクターフレンド」と韓国睡眠産業協会が共同で開催したもので、来場者が実際に体験しながら睡眠環境を確認できるのが特徴だ。

会場ではベッドに横になったり、スマート照明の明るさを調整したり、アロマの香りを試したりと、五感を使って最適な睡眠環境を探る姿が見られた。

来場者の一人は「実際に横になってみると違いが分かる。体験できるのが面白い」と話した。

こうした流れの中で、「睡眠」と「経済」を組み合わせた「スリーポノミクス」という言葉も登場している。韓国の睡眠産業市場は2011年の約4800億ウォンから2025年には約5兆ウォン(約5500億円)規模へと拡大する見通しで、約15年で10倍以上に成長する計算だ。

特にZ世代の関心が高い。調査によると、1997~2012年生まれの世代は人生の重要な価値として「お金」に次いで「睡眠」を挙げ、家族や友人関係よりも優先度が高かった。

20代の会社員は「眠れないと仕事の集中力が大きく落ちる。予定を減らしてでも睡眠時間を確保したい」と語る。

別の来場者も「睡眠導入ライトやピロースプレーは友人同士でも話題になる。実際に試してから購入したい」と話した。

こうした「睡眠投資」は寝具にとどまらず、健康機能食品や睡眠補助アイテムにも広がっている。業界関係者は「若い世代は運動や食事と同じように睡眠の重要性を認識している」と指摘する。

また、スマートフォン使用やカフェイン摂取の増加で睡眠時間が短くなる中、「短くても深く眠る」傾向が強まり、市場拡大の要因となっている。

業界では今後もこの流れが続くと見ており、世界の睡眠関連市場は2026年に約40兆ウォン(約4兆4000億円)規模に成長すると予測されている。

(c)NEWSIS

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