
野球の韓国代表チームの監督を務めたリュ・ジュンイル氏の息子夫婦の新居にホームカメラを無断で設置し、会話を録音したとして通信秘密保護法違反の罪に問われた姻戚の家族に対し、ソウル南部地裁は4月17日、無罪判決を言い渡した。
判決を受けたのは、息子の義父だった人物と、義弟。2人は、別居によって空き家となっていた息子夫婦の自宅に入り、録音機能付きのホームカメラを設置して会話を録音したとされる。
地裁はこの住居について「息子夫婦の共有名義ではあるが、事実上は誰も住んでいない状態」と指摘。そのうえで「訪問目的は離婚手続きに伴う荷物の搬出が中心で、それ以外の目的で人が訪れる可能性は高くない」と判断した。
また、ホームカメラに息子と同行者の会話が録音されていた事実は認めたものの、当時の住居の状況などを踏まえると、会話や秘密を録音する意図で設置したと断定するのは難しいと結論づけた。
さらに、離婚を巡る対立が激化していた状況も考慮された。地裁は、防犯や不測の事態を防ぐ目的でカメラを設置したとの主張にも一定の合理性があると認めた。
この対立は元妻に関する不適切な関係の疑惑が浮上したことで表面化したとされ、家族間の紛争が刑事事件に発展した形となった。
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