韓国のオンラインゲーム開発「スマイルゲート（Smilegate）」の創業者クォン・ヒョクビンCVO（最高ビジョン提示責任者）が離婚訴訟の手続きを踏んでいる。クォン氏は米経済専門誌フォーブス（Forbes）で韓国5位の富豪で、保有資産が10兆ウォンに達するとされる。それゆえ財産分割規模も過去最大級になるものと見られる。
クォン氏の妻は最近、ソウル家裁に、クォン氏が離婚や財産分割訴訟が終了するまで、スマイルゲートホールディングスの株式などを処分できないよう求める仮処分を申請し、今月7日に受け入れられた。
離婚訴訟が始まった理由については知られていない。スマイルゲート関係者もやはり「話せることがない」と伝えた。
クォン氏と妻は西江（ソガン）大の同窓生として出会い、2001年に結婚した。クォン氏が2002年に創業したスマイルゲートは、中国で成功を収めたクロスファイアのほかにも、グローバル興行作「ロストアーク」などの知的財産権（IP）を保有している。昨年の連結基準の売り上げは1兆4345億ウォンで、業界では持株会社であるスマイルゲートホールディングスと付いている会社持分の評価額が10兆ウォンを超えると見ている。
妻がクォン氏に対し、財産の半分を要求する場合、5兆ウォン程度になる。韓国で離婚訴訟時の過去最高の要求額はイム・ウジェ前サムスン電気顧問がホテル新羅のイ・ブジン社長に要求した1兆2000億ウォンだ。
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