
学内暴力の後遺症に苦しむ女性が、自殺まで考え、葬儀費用まで準備していたと明かし、韓国で衝撃が広がっている。
21日に放送されたtvN STORY「イ・ホソン相談所」には、学校でのいじめ被害の後遺症に苦しむ26歳の女性とその両親が出演した。
番組で両親は「娘は過呼吸になると、ビニール袋を頭からかぶって呼吸し、自分でも気づかないうちに体をかきむしって傷を作る」と訴え、「心も体も次第にむしばまれているようだ」と苦しさをにじませた。
母親は「普段は耐えているが、ときどき感情が爆発する」と説明し、「感情が積み重なると一気にあふれ出し、そのたびに私たちは謝っている。最初に異変が現れたのは小学3年生の時だった」と振り返った。
女性は幼いころ、学校でいじめを受けていたという。母親は「友人から嫌がらせを受け、うつ症状など心理的に不安定な状態が続いた」と明かした。最近は無気力がさらに強まり、食事や入浴、部屋の掃除など日常生活にも支障が出ているという。
具体的な被害として、「親の前で砂をかけられたり、教科書に牛乳をかけられたりした」とし、「下校時には靴を片方隠され、スクールバスに乗れなかったこともあった」と語った。
当時、女性は両親に助けを求めたが、十分な保護は得られなかった。母親は「教師に会いに行こうとしたが、幼い子どもがいて思うように動けなかった」と説明し、父親も「教師が解決してくれると思っていたが、結果的に助けられなかった」と悔やんだ。
その後、女性は校内の相談教師との面談を通じて一人で問題に向き合うことになった。「子どものころは、生と死の境を行き来するような感覚だった」と振り返り、「両親や教師とも対立しているように感じ、すべて自分の問題だと思っていた」と語った。
さらに「10歳の時に助けを求めたのに救われなかった記憶を忘れられない」とし、「自分の存在が親にとって負担だと感じていた」と明かした。
女性は「いつでも人生を手放せると思いながら耐えてきた」と述べ、「葬儀費用に2000万ウォン(約220万円)がかかると聞き、実際にその費用まで準備していた」と打ち明けた。
これに対し番組の相談士は、「自身の状況を非常に正確に認識している」と評価しつつ、「人生の意味を改めて見つけるための治療が必要だ。学校での暴力は決して本人の責任ではない」と強調した。
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