ソウル市麻浦(マポ)区のオフィステルで先月28日午前2時30分ごろ、80代のAさんが焼身を図った。全身やけどで病院に運ばれ、2日後に死亡した。Aさんは生活苦に陥っていたが、その情報が関連機関に伝達されていなかったという。
警察と消防によると、Aさんは自分の体に引火性物質をまいて火をつけ、スプリンクラーが作動して火が消えた。
約15年間同居していた人が昨年4月に死亡。オフィステルの管理費を8カ月滞納するなど困窮していたという。
政府は福祉の死角をなくそうと健康保険料や共同住宅管理費滞納など39種の危機情報を収集している。しかし、オフィスとホテルが合体したオフィステルは共同住宅に含まれていないため、Aさんが管理費を滞納していたことが関連機関に伝わっていなかった。
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