2024 年 11月 24日 (日)
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韓国“3大チキン”今年も勢力拡大へしのぎ

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韓国の人気フライドチキン専門店「キョチョン(Kyochon)」「BBQ」「BHC」が今年、勢力拡大に向けてどんな動きをみせるか関心を集めている。

外食業界によると、この3社は十数年間にわたり、韓国チキンフランチャイズ業界で3強構造を維持してきた。売上は2015年以後、キョチョンが1位を占めている。2位BHC、3位BBQと続く。

新型コロナウイルス以後、新規株式公開(IPO)、外食ブランド買収や立ち上げ、家庭簡便食(HMR)販売など、事業の多様化に力を入れてきた。チキンを売るだけではポスト・コロナ時代に生き残れないという危機感が背景にある。

今年も同様の動きは続くようだ。キョチョン、BBQ、BHCの3大チキンフランチャイズ企業はM&A(合併・買収)を通して、新事業の展開はもちろん、海外進出などを積極的に展開する計画だ。

◇キョチョン

2019年、ロッテグループで約40年間、腕を磨いたソ・ジンセ氏をスカウトし、実績改善はもちろん、2020年にはDPOに成功、今後の事業拡大のための貯金準備に成功し、同年には好成績を残した。

2020年の実績は売上額4476億ウォン、営業利益410億ウォン。前年比でそれぞれ18%、4%伸ばした。加盟店全体の売上も初めて1兆ウォンを突破した。

競合他社に比べると加盟店数は少ないが、新型コロナウイルス感染対策のソーシャルディスタンスを考慮して、既存の店舗を拡張したり効率性を高めたりすることに注力した結果、今回の好成績につなったようだ。

今年は、クラフトビール事業を加速させるとともに、海外市場の攻略を図ると予想される。

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♢BBQ

新型コロナ余波で多くの企業が投資縮小など守りに入るなか、BBQは消費者志向の試みを積極的に展開している。

「BBQスマートキッチン」(BSK)の打ち上げがその代表格だ。これは、配送(配達)・包装に特化した店舗だ。8〜12坪の小規模店舗で、ホールに客を入れず、配達と包装だけを専門に手掛ける。

昨年、200億ウォン規模の「未来夢希望」資金をつくり、創業を希望する青年たちに8000万ウォン相当のBSK売り場を支援した。プログラムに参加した青年たちは店舗を3年間運営したのち、その名義を引き継ぐ。

また、加盟店の売上増加と収益性拡大のためクラフトビール事業も積極的に展開した。

♢BHC

M&Aを通した事業拡張だけでなく、新事業の発掘にも積極的に乗り出ると予想される。

BHCは「BHCチキン」をはじめとして、プレミアム牛肉専門店「倉庫43」、スンデスープ専門店「広い心のお婆さんのスンデスープ」、牛肉専門店「グラムグラム」、高品位豚足専門店「豚足商会」など、多様な外食ブランドを運営している。

昨年に「アウトバック・ステーキハウス(OUTBACK STEAKHOUSE)」を買収した。この買収には、ポスト・コロナ時代に外食需要が増加してファミリーレストランに客が入る、との判断があったと推測されている。

HMR製品開発など自社の新事業も今年の目標だ。BHCは2020年に立ち上げた新事業企画チームを中心に、昨年は多様なHMR製品を世に送り出した。

昨年11月にはペットフードブランド「BHCワンクッキー」を市場に出した。今年もHMR製品発売はもちろん、ペットフードなどにも事業を広げていく可能性がある。

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