
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は10日、欧州連合(EU)首脳らと会談し、韓国とEUの安全保障・防衛協力を強化するため「秘密情報保護協定締結交渉」を始めることにしたと明らかにした。経済協力拡大に向けた「デジタル通商協定」も締結した。
イ・ジェミョン大統領はこの日、ベルギー・ブリュッセルでコスタEU首脳会議常任議長、フォンデアライエン欧州委員長とともに、こうした合意事項を発表した。
イ・ジェミョン大統領は「国際秩序の不確実性が高まり、インド太平洋地域の安全保障と欧州の安全保障がますます緊密につながっている。秘密情報保護協定が早期に締結され、双方が敏感な情報を安全に共有し、それを活用した産業・研究協力も活発に進むことを期待する」と述べた。
また、今回の首脳会談で「韓EUデジタル通商協定」に署名したことも伝えた。
イ・ジェミョン大統領は「EUは韓国にとって中国、米国に次ぐ第3位の貿易相手であり、第1位のパートナー投資国だ。協定締結により安定したデータビジネス環境が構築され、双方のデジタル貿易はさらに活性化する。ペーパーレス貿易、電子認証・署名などを通じて、これまでより迅速な業務処理が可能になり、双方の国民の利便性が高まるものと期待する」と述べた。
さらに「双方の未来を担う未来産業分野でも互恵的な協力を続けることにした。双方はカーボンニュートラルとエネルギー転換に向けた協力を強化し、人工知能(AI)や量子技術などの分野で共同研究と研究者交流を拡大することにした」と説明した。
韓国とEUの首脳は、朝鮮半島と国際社会の平和、安定、繁栄に向けて緊密に協力することでも一致した。
イ・ジェミョン大統領は「北朝鮮核問題の解決と朝鮮半島の平和定着に向け、EUの変わらぬ支持と建設的な役割をお願いし、双方がともに協力していくことで意見を集めた」と述べた。また「中東地域の平和と安定が早期に回復し、ホルムズ海峡の即時開放と船舶の自由な通航を保障することが非常に重要だという点で、双方が認識を共有した」とした。
そのうえで「ウクライナの平和回復と再建に向けた双方の貢献意思も再確認した」と付け加えた。
あわせてイ・ジェミョン大統領は、韓国とEUの「乗客予約記録伝送協定」が妥結したことを伝え、「韓国の税関当局がEU国籍航空会社の乗客予約記録を入手できる法的基盤を整えた」と明らかにした。
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