夏休みシーズンを控え、韓国で中高年層に人気のパッケージ旅行が、若年層にも注目されている。他人と異なる経験を求める20～30世代はもちろん、家族と一緒に教育や歴史を楽しむなど多様な需要をつかむため、業界が異色の商品を出して以来、この傾向が続いている。
旅行・レジャー企業は、運動やグルメ、幼児連れら、旅行客ごとに差別化された経験とサービスを提供するのに躍起となっている。
インターネットショッピングモール「インターパーク」では「岩壁女帝同伴ツアー」が代表的だ。ロッククライミングを趣味とする人々が対象のこのパッケージ旅行は、アジア大会優勝者のキム・ジャイン選手が旅行客にロッククライミングを教える。バンコクフットサルキャンプ4泊6日のプログラムは、専用競技場での基本技トレーニングや現地チームとの親善試合が日程に含まれている。
ハナツアーは自社ブランドでテーマ旅行を販売している。今年7月から順次開催される全英オープン（ゴルフ）、ウィンブルドン選手権（テニス）、ジョン・スミスカップ（競馬）、プレミアリーグ（サッカー）の4大スポーツを観戦するパッケージがスポーツマニアの旅行客を魅了する。
モドゥツアーは昨年6月、各分野のインフルエンサーとともに旅するテーマ旅行商品コンセプトツアーを発売した。パッケージ旅行にもかかわらず、予約人数の大部分が20～30世代だという。5月26日出発の香港3泊4日コンセプトツアーの場合、販売開始30秒で予約人員が200人以上集まり完売した。
旅行業界関係者は「最近は旅行で何をするのかという経験を中心にトレンドが変化している。特にSNSを活発に利用する20～30世代を対象に特別な経験ができるパッケージ旅行は新たな市場だ」と話した。
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