2026 年 6月 2日 (火)
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2026年内に「韓国版ChatGPT」を無料公開へ…国家代表AIプロジェクトの全貌

NIA(c)KOREA WAVE

韓国政府が、国産人工知能(AI)モデルの性能と安全性を検証するための評価体系を整備することが分かった。「国家代表AI」と呼ばれる「独自AIファウンデーションモデル」プロジェクトを基盤に、韓国版ChatGPTである「みんなのAI」を2026年内に公開する計画を進めており、これらのモデルを独立的かつ客観的に評価する基準を整える方針だ。

メガ・ニュース(MEGA News)のイ・ナヨン記者の取材によると、韓国知能情報社会振興院(NIA)は5月末、「2026年ベンチマークデータ活用AIモデル評価支援」事業の発注に向けた事前仕様の公開を開始した。約3億4800万ウォン(約3800万円)規模で、2026年12月まで実施される予定だ。事業の中心は、ベンチマークデータを活用してAIファウンデーションモデルの性能と安全性を精密に測定する客観的・独立的な評価・検証体系の構築にある。

評価方式では、選択式や短答式だけでなく、記述式回答の自動採点にも重点を置く。複数の「評価型LLM(LLM-as-a-Judge)」を活用し、採点基準に基づく定性的評価を自動化する。企業は自社のローカル環境でも同じ方式による評価を受けることができ、その結果はNIAの「K-AIリーダーボード」に反映される。

NIAは、この事業が科学技術情報通信省主導の独自AIファウンデーションモデルプロジェクトと「ワールドベストLLMデータ活用支援」事業の一環であると明らかにした。このため、独自AIファウンデーションモデルの実施機関として最終選定された機関は評価支援事業に参加できない。評価する側と評価される側を分離し、検証の独立性を確保するための措置だ。

独自AIファウンデーションモデルプロジェクトは、段階別評価を通じて参加チームを絞り込む競争方式で進められている。2026年初めの第1段階評価では対象となった5社すべてが世界的な性能指標の基準を通過した。LG AI研究院、SKテレコム、アップステージ、モティーフ・テクノロジーズなど4チームが8月に第2段階評価を受ける予定で、その後、2026年末の第3段階評価を経て最終的に2チームが選ばれる。

政府は第2段階評価が実施される8月に独自AIファウンデーションモデルをオープンソースとして公開し、このモデルを基盤に開発された「みんなのAI」を早ければ11月に無料公開する計画だ。ChatGPTのような汎用AIチャットボットとして提供し、国民がAIエージェントを活用できる環境づくりを支援する。また、高齢者や社会的弱者向けの特化型モデルサービスも提供する。

政府予算が投入される国産AIサービスに搭載される独自AIファウンデーションモデルの性能は、世界のAIモデルの中で20位圏内と評価されている。米スタンフォード大学人間中心AI研究所(HAI)の報告書によると、「注目すべきAI」に含まれた韓国モデルは2024年の1件から2025年には8件へ増加しており、その多くが独自AIファウンデーションモデルを開発中の企業による独自モデルだった。

ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相は、2026年3月の国務会議(閣議)で「世界トップ10入りする韓国AIモデルを作ることが最終目標だ」と述べた。

(c)KOREA WAVE

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