2024 年 4月 23日 (火)
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韓国・済州道、AI技術導入、ハッキング攻撃を先制的に遮断

(c)news1

韓国済州(チェジュ)道が「人工知能(AI)」技術で行政機関を対象にしたハッキング攻撃を先制的に遮断する。同道は世界的なハッキング攻撃の拡散に対応するために、昨年から事業費5億ウォン(約5000万円)を投入して「人工知能統合保安管制システム」構築事業を推進してきた。安定化期間を経て、今月から本格運営している。

別途の人員を投入せず、人工知能統合保安管制システムでファイアウォール、ハッキング探知ソリューション、ワクチンなどを活用してハッキング攻撃を自動的に遮断する。

また、人工知能技術を活用して潜在的な脅威を自動分析・探知・対応できるようスマート管制システムを構築し、サイバー脅威に24時間迅速に対応するためのセキュリティも強化した。

今年の試験運用の結果、3万件余りに達する脅威情報に対して24時間、迅速に自動遮断されることが確認された。また情報セキュリティ対策機関と共有される脅威情報に対しても先制的に対応するなど、情報セキュリティ共有システムを設けた。

民間クラウドに構築された済州道の情報システムについても、AI統合セキュリティ対策体系に沿ってセキュリティ管制を実施することで、クラウドのサイバー脅威にも迅速に対応している。

済州道革新産業局のキム・チャンセ局長は「傘下機関のサイバーセキュリティ強化を通じて、ハッキングから道民の重要情報を確実に保護できるよう国情院など関連機関と協力していく」と話している。

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