2024 年 4月 30日 (火)
ホーム経済流通ショッピングの合間にレッスン…ロッテ百貨店が前代未聞、テニスコートを作った

ショッピングの合間にレッスン…ロッテ百貨店が前代未聞、テニスコートを作った

「テニスメトロ」のコートでテニスをする客(ロッテショッピング提供)(c)news1

韓国のロッテ百貨店が初心者からベテランの愛好家まで満足できるテニスの専門ショップ「テニスメトロ」をソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドモール3階にオープンした。最大の「売り」であるテニスコートを含めて496平方メートルあり、韓国最大のテニス流通会社テニスメトロと手を組んで「テニスの聖地」を目指す。

まず目につく青いコートは横22メートル、縦8メートルでシングルスコートの正式規格(23.77メートル、8.23メートル)に近い規模だ。床材もコートのような滑り止め素材を使っている。

ロッテ側は、百貨店内の売り場を運営した経験のないテニスメトロを説得するのに6カ月を費やした。コートには米国上位1%のスポーツ選手である「ファイブスター」出身のコーチが常駐し、レッスンや子ども向けの教室を開く。

商品は基本ラインである「エッセンシャル」、国内ではなかなか見られない海外ブランドを発掘する「セレクティブ」、限定版を披露する「アーカイブ」の3つに区画した。

ロッテ百貨店スポーツチームのチーフバイヤーは「スタートに当たり、このぐらいのブランドを備えないとと思った商品は全てそろえた」と胸を張った。

ラケットだけを集めたラウンジではストリングケアも提供している。また、2017年にウィルソンが1200個作った有名プロ選手・ロジャーフェデラー限定版ラケットが展示されている。

戦略上、同じ階にはテニスショップを複数配置した。テニスメトロの隣にはテニスブランド「セルジオタッキーニ」の売り場が同時にオープンし、「ルコックスポルティフ」や「ディアドラ」も開店した。

ロッテ百貨店の関係者は「ゴルフの場合、費用がかさむのでやめてしまう人も少なくないが、テニスは比較的負担が少なく、長続きすることが期待できる」と話した。

テニス業界関係者によると、韓国テニス市場の規模は2021年の2500億ウォン(約254億円)から昨年には3000億ウォン(約305億円)へと拡大した。

(c)news1

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