
韓国のプレミアムアウトレットが、外国人観光客に人気の「ショッピング名所」として浮上している。複雑な都心に比べ、閑静な郊外や地方に位置するプレミアムアウトレットは、広く快適で、飲食店街もあり、ゆったりと買い物を楽しめる点が魅力とされている。
業界によると、空港に近い現代プレミアムアウトレット金浦店の2026年1〜3月期の外国人売り上げは、前年同期比87%増加した。特に外国人による高級ブランド売り上げは102%上昇した。全体の高級ブランド売り上げが37%増だったことを踏まえると、外国人売り上げが実績をけん引したとの評価だ。
金浦店は、現代百貨店が2015年にアウトレット市場に進出して開いた初の店舗で、年間1000万人以上が訪れる。ソウル・江南や光化門など都心から車で30分以内にアクセスできる利点に加え、百貨店水準の食品館とデリコーナーを運営し、外食や買い物需要も取り込んでいる。
全国売り上げ1位店舗として知られる新世界サイモン驪州プレミアムアウトレットも、外国人売り上げの増加で販売が好調と伝えられている。2026年、驪州店で発生した免税手続き件数は4月まで月平均8000件以上で、前年同期比約2倍に増えた。
外国人専用で運営される驪州プレミアムアウトレットの「ワンデーツアー」商品利用客も、着実に増加している。新世界サイモンによると、4月の月間利用客は1月に比べ2倍増えた。
ワンデーツアーは、弘大と明洞を出発して驪州プレミアムアウトレットへ向かう一種のシャトルで、従来の週2回から2026年は週3回に増便して運営している。5月初めのゴールデンウイーク期間には、日本人と中国人観光客の需要を考慮し、追加配車してアクセスを高めた。
ロッテプレミアムアウトレット東釜山店も、2026年1〜3月期の外国人売り上げ伸び率が120%に達した。釜山を訪れる外国人観光客が300万人を超えた2025年には、全体の年間売り上げが8000億ウォン(約880億円)を突破し、非首都圏アウトレットとしては際立った成果を収めている。
「Kカルチャー」など韓流ブームで訪韓外国人観光客が増える中、韓国人の日常のようにコストパフォーマンスの高い買い物を楽しもうとする需要が、ソウルと主要都市近郊のプレミアムアウトレットに集まっていると分析されている。
文化体育観光省によると、2026年1〜3月期に韓国を訪れた外国人観光客は476万人を突破し、1〜3月期として過去最多を記録した。前年同期比23%増で、特に3月には206万人が訪韓し、月別の過去最高を更新した。
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