2024 年 4月 20日 (土)
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セウォル号事故の「記憶空間」、ソウル市議会の撤去計画に遺族反発

セウォル号事故9周忌である先月16日、ソウル市議会前のセウォル号記憶空間に市民の追慕が続いている(c)news1

韓国南西部・珍島(チンド)沖で2014年4月16日に起きた旅客船セウォル号沈没事故の遺族が、ソウル市議会の「セウォル号記憶空間」の撤去計画に対して強く反発し撤回を促した。

「4.16セウォル号惨事家族協議会」と「4月16日の約束国民連帯」は16日、「合法的な空間として存置したセウォル号記憶空間が、市議会で違法と烙印を押された理由は納得できない」との立場を表明した。また、市も対案と計画を提示すべきだと要求した。

市議会事務局は今月10日、市議会前に設置されたセウォル号記憶空間を「違法建造物であり、本館正門前を無断で占拠している」として、行政代執行通知書を遺族側に発送した。

遺族らは「光化門広場の再構造化工事以後、セウォル号惨事を記憶する空間としてどう維持するか、市と協議会、連帯の3者が引き続き協議することにした経緯がある。昨年6月21日の本会議で記憶空間許可延長・使用料免除同意案を通過させている。市議会と中区(チュング)庁、文化財庁はセウォル号記憶空間を違法仮設建築物と規定し、課徴金、弁償金賦課とともに自主撤去をするよう圧迫している」と批判している。

(c)news1

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