
氷のように冷たい表情だった北朝鮮のサッカー女子選手団「ネゴヒャン(わが故郷)」の選手たちが、グラウンドでは明るく笑い、楽しい雰囲気の中で練習した。
ネゴヒャン・サッカーチームは19日、水原ワールドカップ競技場補助競技場で、2025-26アジア・サッカー連盟(AFC)女子チャンピオンズリーグ準決勝の水原FC戦に向けたAFC公式練習を実施した。この日の練習は規定により、冒頭15分だけ報道陣に公開された。
ネゴヒャン・サッカーチームの選手23人は、この日全員が姿を見せた。
黒を基調にピンクの模様が入った練習着姿の選手たちは午後3時55分ごろ、バスで練習場に到着。数人ずつ集まって座り、スパイクを履きながら談笑した。
何人かの選手はチームメートにいたずらをし、その中で声を上げて笑う姿も見られた。
これまでネゴヒャンの選手たちは、空港到着時はもちろん、宿舎と練習場を行き来するなど韓国内で日程をこなす際、常に氷のような無表情だった。
選手たちを出迎えた市民団体の応援にも目を向けず、表情を変えなかった姿が印象的だったが、この日は選手同士で運動する時間には笑顔やいたずらっぽさを隠さなかった。また、多くの韓国メディアを眺める様子も見られた。
午後4時になると、選手たちは約10分間、バンドを使った体幹プログラムでストレッチをし、2人1組でジャンプした後に肩で押し合ったり、走ってハイタッチしたりするなど、楽しさを交えた応用動作で体をほぐした。
この過程でも選手たちは何度も笑顔を見せ、コーチ陣と気兼ねなく会話する場面もあった。
その後、選手たちは5~6人ずつの組に分かれ、メンバー構成を変えながらパスゲームを展開し、練習の強度を高めていった。
帽子をかぶったリ・ユイル監督は、片手にノートを持ち、グラウンド内で静かに考え込む様子だった。
リ監督は同日、先に開かれた記者会見で「準備はうまくできている。試合だけに集中し、最高の成果を出せるようにする」と意気込みを語った。
この日、ネゴヒャン・サッカーチームの選手たちは、大半がナイキやアディダスなど海外ブランドのスパイクを履いており、注目を集めた。
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