2026 年 6月 3日 (水)
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韓国の中古車輸出、中東戦争で29%減…ホルムズ封鎖が直撃

大田の中古車売買団地に駐車された車両(c)news1

2026年に入り、韓国の中古車輸出が中東戦争の影響で29%急減したことが分かった。零細の中古車輸出業者は、戦争前に契約した物量さえ3カ月にわたり船積みできずにいる。輸出業者に競売で物量を渡してきた中古車企業や、中東現地で中古車輸出事業を展開してきたレンタカー企業も打撃を受けている。

韓国貿易協会(KITA)の統計によると、2026年1~4月の中古車輸出台数は21万1487台で、前年同期比28.7%減少した。金額では20億3000万ドル(約3190億円)で、前年同期比18.2%減った。

2月28日に勃発した米国・イラン戦争以降、ホルムズ海峡が封鎖され、中古車輸出全体の3分の1を占める中東向け輸出が事実上中断された結果だ。2026年1~2月に1万4294台だった中東向け輸出は、3~4月には4508台へ68.5%減少した。

中東最大の輸出先であるアラブ首長国連邦(UAE)は、1~2月の9122台から3~4月には581台へ93.6%急減した。同じ期間、イエメンは641台から102台、イラクは422台から30台に減った。一方、代替海峡であるバブエルマンデブ海峡に近いサウジアラビアとオマーンは、3~4月もそれぞれ2078台、1692台で、1~2月水準を維持した。

中東向け輸出に急ブレーキがかかり、2026年の年間中古車輸出規模は4年前の水準に戻る見通しだ。中古車輸出台数は2022年の40万4653台から、2023年に63万8723台、2024年に62万7875台を記録。2025年には88万5313台で過去最大となった。金額では88億8402万ドル(約1兆3948億円)に達した。

韓国輸出中古車協会長で大林大学自動車学科教授のキム・ピルス氏は「2022年のロシア・ウクライナ戦争勃発後、ロシア向け輸出物量が中央アジアを経由して迂回輸出され、中古車輸出は好況を迎えた。しかし2025年10月のロシアによる中古車輸入中断措置に続き、2026年2月のホルムズ海峡封鎖で危機に直面した」と指摘した。そのうえで「2026年の実績は50万台前後にとどまるだろう」と見通した。

中東向けの輸出ルートが閉ざされ、零細中古車輸出業者のため息は深まっている。ある輸出業者は「中東現地とすでに契約を終えた物量も、3カ月にわたって船積みできていない。サウジアラビアやオマーンは代替航路を利用するとしても、戦争後に急騰した物流費のため採算が合わない」と話した。

韓国最大の中古車輸出港である仁川港周辺には、輸出できない中古車が積み上がり、周辺一帯が混乱している。別の輸出業者は「通常は船積みまで仁川港近くの駐車場や空き地に車を置いていたが、今は駐車場と空き地に車があふれ、近くの道路沿いや住宅街にまで、輸出抹消されたナンバープレートのない車両が並んでいる」と伝えた。

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