
SNSを活用して収益を得る「ブルーレディ」と呼ばれる副業が、韓国の20代から30代の女性の間で急速に広がっている。
これはX(旧ツイッター)の有料サブスクリプション制度を利用したもので、一定の条件を満たすと広告収益の分配を受けられる仕組みだ。活動者は有料会員を示す青いバッジを付けることから「ブルーレディ」と呼ばれている。
20代女性の一人は、2026年1月から活動を始め、約3カ月で250万ウォン(約27万円)を稼いだという。2週間ごとに20万~50万ウォン(約2万2000円~約5万5000円)程度の収入を得ており、「遊びながらお金を稼ぐ感覚」と語る。
収益化の条件は、フォロワー500人以上、直近3カ月の閲覧数500万回以上などとされる。一見ハードルは高いが、参加者同士が互いにフォローや拡散を助け合うことで、短期間で達成するケースも多い。
特徴的なのは「女性同士で支え合う」文化だ。「女性が女性を助ける」という意識のもと、フォロワー拡大や情報共有を積極的に助け合うコミュニティが形成されている。投資や節約、株式に関する情報なども共有され、副業を超えて資産形成のきっかけにもなっている。
この動きは他のプラットフォームにも広がっている。中国のSNSや動画サービス、ブログなどへ活動の場を広げるケースも増えており、複数の副業を掛け持ちする人も少なくない。
背景には、女性を取り巻く経済環境の厳しさがあるとの指摘もある。韓国では長年、男女間の賃金格差が大きく、出産や育児によるキャリア中断も多い。こうした状況から、若いうちから複数の収入源を確保しようとする動きが強まっているとみられる。
専門家は「構造的な問題が解決されない中、個人が自力で経済的安定を確保しようとしている」と指摘し、SNSを活用した副業はその一つの現れだと分析している。
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