
韓国保健福祉省が、脱毛治療への健康保険適用拡大を検討している。7月に「脱毛治療薬の健康保険給付適用」をテーマに討論会を開き、適用範囲や財政規模などを議論する方針だ。
きっかけは、イ・ジェミョン(李在明)大統領が2025年末の業務報告で、脱毛は美容ではなく生存問題と受け止められる傾向があるとして検討を指示したことだ。イ・ジェミョン大統領は2022年大統領選でも、脱毛治療への保険適用を公約に掲げていた。
現在、円形脱毛症には健康保険が適用され、自己負担率は30%となっている。一方、男性型脱毛症や非瘢痕性脱毛症、瘢痕性脱毛症は対象外だ。チョン・ウンギョン(鄭銀敬)保健福祉相は、脱毛が若者の健康と日常に与える影響は大きいとの意見を聞いてきたと説明した。
韓国最大の脱毛コミュニティー「大多毛」が2025年12月に約800人を対象に実施したアンケートでは、84%が脱毛薬への保険適用に賛成した。経済的負担や心理的苦痛を理由に挙げる声がある一方、財政負担や必須医療の優先を懸念する意見も出ている。
男性型脱毛症治療などに保険を適用すれば、年間1000億ウォン(約110億円)以上が必要との分析もある。保健福祉省は自己負担率や給付回数の制限などは未定としており、チョン・ウンギョン氏は多様な議論を経て推進案を検討すると述べた。
(c)news1