
韓国・釜山で開かれた「BTS(防弾少年団)」ワールドツアー公演の現場で、チケット転売者11人が警察に摘発された。中には定価22万ウォン(約2万4000円)のチケットを最大68万ウォン(約7万5000円)で販売した例や、入場用リストバンドを譲渡した例もあった。
公演会場周辺で上乗せ金を受け取り入場券を売る「現場ダフ屋」は、韓国の軽犯罪処罰法の対象となる。同法は興行場や競技場、駅などで入場券や乗車券を割増価格で販売する行為を禁じており、違反すれば20万ウォン(約2万2000円)以下の罰金、拘留、科料を受ける可能性がある。
今回摘発された転売者には、1人当たり16万ウォン(約1万7600円)の反則金が科されたとされる。だが、22万ウォンのチケットを68万ウォンで売れば差益は46万ウォン(約5万1000円)に上るため、処罰が軽すぎるとの批判が出ている。
一方、オンライン転売には別の規定が適用される。現行の公演法は、マクロプログラムを使って公演チケットを大量購入し、不正に販売する行為を禁じ、1年以下の懲役または1000万ウォン(約110万円)以下の罰金を定めている。ただし、マクロ使用の立証が必要という限界があった。
8月施行予定の改正公演法は、マクロ使用の有無にかかわらず、セキュリティー措置を迂回して再販売目的で購入する行為や、定価を超えて常習的・営業的に再販売する行為を違法とする。販売額の最大50倍以下の課徴金や、不正収益の没収・追徴も可能になり、取り締まり範囲は広がる見通しだ。
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