2024 年 5月 5日 (日)
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現代自動車、GMインド工場買収で規模拡大…テスラとの戦い準備 (上)

現代自動車インド工場の生産ラインを見て回るチョン・ウィソン会長(現代自動車グループ提供)(c)news1

韓国・現代自動車がゼネラルモーターズ(GM)のインド工場を買収した。これは現地生産能力の拡充が急がれるという判断からだ。世界3位の市場に急浮上したインドは最近、グローバル主要市場の中で唯一販売台数が急増した国で、現代自動車グループだけでなくテスラなど世界の完成車メーカーが集結している。現代自動車はGM工場の買収で、インドでの生産能力を約140万台(起亜を含む)まで拡大すると同時に、電気自動車の現地生産も本格化させる計画だ。

現代自動車グループなどによると、現代自動車は16日、インド北部ハリアナ州グルグラム(Gurugram)の現代自動車インド法人(HMI)で、GMインド法人(GMI)と西部マハラシュトラ州にあるGMタレガオン工場買収の本契約を締結した。

現代自動車は、インド政府の承認などの手続きを経て、年内にタレガオン工場の買収を完了し、2025年から本格的な量産を開始する計画だ。

現代自動車グループのチョン・ウィソン会長は最近、就任後初めてインドを訪問した。昨年55万台以上を販売した現代自動車は、市場シェア14.5%で、マルチスズキに次いで2位だ。現代自動車は今年、現地戦略車種「エクスター」などを先月まで34万台以上販売した。

現代自動車の関係者は「2030年にインドの年間電気自動車販売台数が100万台に達すると予測される。電気自動車市場に素早く対応するため、需要に見合った商品性と価格競争力を備えた電気自動車の現地生産が必須だ」と説明した。

現代自動車はGM工場の買収でインドでの生産規模を100万台に拡大する。チェンナイ工場は今年上半期のライン改善で生産能力を従来の75万台から82万台に拡大した。今回買収するタレガオン工場の年間生産規模は約13万台だ。兄弟ブランド起亜の現地工場まで入れれば、現代自動車グループのインドでの生産能力は140万台になる。

現代自動車の関係者は「タレガオン工場の買収により、主力製品群である内燃機関モデルの生産能力が追加で確保される。既存のチェンナイ工場の余裕能力を新規電気自動車生産ラインとして活用する計画だ」と述べた。

(c)news1

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