で落札…韓国・マンション競売で起きた絶望の「誤記入」と、没収される巨額保証金-1024x556.jpg)
ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区のマンションの競売で、基準価額の9倍を超える172億9600万ウォン(約19億2500万円)で落札される異例の事態があった。入札の過程で数字の「0」を一つ多く記入した「誤記入札」とみられるが、落札を断念しても巨額の保証金が没収されるため、落札者は損失を避けられなさそうだ。
競売業界によると、ソウル南部地裁で11日に実施されたマンション「永登浦アートザイ」の競売で、専用面積144平方メートルの物件が落札された。当初の基準価額は18億8000万ウォン(約2億680万円)で、1度流札したため最低売却価格は約15億400万ウォン(約1億6500万円)まで下がっていた。2番目と3番目の入札者の提示額はいずれも16億〜18億ウォン台だったことから、落札者は本来「17億2960万ウォン」と書こうとして、誤って桁を一つ間違えた可能性が極めて高い。
落札者は競売の4日後、裁判所に売却不許可の申請と嘆願書を提出したとされる。しかし、裁判所の競売ルールでは、入札時に最低売却価格の10%を保証金として納める必要があり、今回の物件では約1億5000万ウォン(約1650万円)に上る。期日までに代金を納めなければこの保証金は国庫に帰属し、返還されない。
こうした「0」の誤記入札によるトラブルは後を絶たない。先月もソウル市九老(クロ)区の物件で、7億ウォン台の基準価額に対し66億ウォンを投じた入札者が落札を断念し、保証金約6000万ウォンを失った。さらに2024年には、基準価額8億ウォンの物件に6700億ウォンが提示される極端な事例も起きており、一瞬の転記ミスが致命的な損失につながる競売のリスクが改めて浮き彫りになっている。
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