
会社の代表から「出勤前に会社の犬を散歩させてほしい」と頼まれた若手会社員の悩みを巡り、韓国のインターネット上で関心が集まっている。業務外の雑用として批判的に捉える友人の意見に対し、ネット上では条件面などから「割の良い副収入だ」と肯定的な受け止めが大半を占めている。
オンラインの匿名コミュニティーに13日、「会社の社長が犬を散歩させてほしいと言っています」と題した投稿があった。就職3年目の会社員という投稿者は、現在の職場が初めてで社会経験が浅いため、今回の打診が不当なものなのか意見を求めたいと書き込んだ。
投稿者によると、会社で飼われている犬は、代表が2025年に引き取った保護犬。代表の家族にアレルギーが出たため現在は会社で暮らしているが、室内での排せつができないという。代表は1日3回の散歩のために連日早朝から深夜まで会社に詰めており、その負担を軽減するため、平日の朝の散歩を投稿者に担当してもらえないかと持ちかけた。
代表が示した条件は、月曜から金曜まで通常より30分早く出社して20分ほど散歩させ、足を拭いて水と餌を交換する見返りとして、毎月30万ウォン(約3万2000円)を現金で支払うというもの。さらに3カ月継続するごとに10万ウォン(約1万1000円)分の百貨店商品券を支給し、有給休暇や病欠の日は免除するという条件も添えられた。自宅から職場まで地下鉄で2駅という投稿者は、当初「楽なアルバイトだ」と前向きに捉えていた。
しかし、友人に相談したところ「毎日30分早く出勤するのは簡単ではない。金額も少なく、一番の若手だから断れないことを見透かしたパワハラだ」と猛反対されたという。会社はスタッフ8人の中小企業で、当面は自分が最年少だと話す投稿者は、断れば代表の心証を損ねるのではないかと懸念しつつも、個人的には引き受けたい思いもあり、本当に不当な要求なのかと困惑している。
この相談に対し、ネットユーザーからは肯定的な反応が相次いだ。掲示板には、対価を支払わずに雑務を押し付けるケースが多い中、条件を提示している点は評価できるという意見や、週5日で毎日30分程度の拘束であれば時給換算しても好条件だとする声が挙がった。また、犬が好きであれば小遣い稼ぎと癒やしを兼ねた魅力的な仕事になり得るとし、「すぐにでも引き受けるべきだ」と背中を押すコメントが多く寄せられている。
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