2024 年 11月 18日 (月)
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韓国サムスンのスマホ、2割がODM製造…比率は低下傾向

ギャラクシーM355Gモデル=インドサムスン電子ホームページ(c)MONEYTODAY

韓国サムスン電子が販売するスマートフォンの2割が外部の下請け企業によるODM(製造業者開発生産)製品であることが判明した。ただし、サムスンは「プレミアムフォン優先」の戦略を強化しており、ODM比率は低下傾向にある。一方、中国の主要スマートフォンメーカーのODM比率は、90%に達する企業もあり、依存度の高さがうかがえる。

市場調査会社カウンターポイントリサーチの報告によると、今年上半期、サムスンのスマートフォン出荷量の22%がODM製品だった。これは主に「ギャラクシーM」や「A」シリーズの下位モデルに採用されている。サムスンのODM比率は2022年上半期の28%から減少を続けている。

ODMは、OEM(注文者設計製造)とは異なり、設計から製造まで全てを下請け企業が担当し、ブランドだけを貼り付ける方式で、開発や人件費の削減が期待できる。ただし、ODM依存度0%のAppleを除けば、他のメーカーは依存度が高い。モトローラは90%、シャオミ78%、ビボ52%、ファーウェイ44%と高水準だ。

2018年にサムスンのODM比率は3%に過ぎなかったが、中国メーカーの廉価製品の台頭に対抗するため、2020年には30%に高めた。しかし、サムスンはその後、販売戦略をフラッグシップモデル中心に転換し、ODM比率を低下させている。これにより、250ドル(約3万9000円)未満の低価格スマホ市場でのシェアは24%から18%に落ちる一方、250ドル以上の市場シェアは19%から22%と高まり、平均販売価格の上昇に貢献した。

サムスンはまた、低価格モデルの製造を中国のODMからインド国内の自社工場へ移行する傾向を見せている。今後、サムスンはギャラクシーZフォールド6やフリップ6、ギャラクシーS24シリーズなどのAI機能搭載モデルを推進し、フラッグシップモデルでの成長を目指すとしている。

(c)MONEYTODAY

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