韓国全羅北道全州市(チョルラブクド・チョンジュシ)の小学校で発生した児童による教頭への「暴行事件」を模倣した“遊び”が流行している。全北教師労組のチョン・ジェソク委員長が8日、自身のSNSを通じて「友達に悪口を言って頬を叩くふりをするようだ」と伝えた。
チョン委員長は「加害児童はもちろん、それを見ていた児童への心理治療が必要だ。私たち教師労組も被害教師と学生支援に最善を尽くす」と強調した。
全州の小学校で3日午前、3年生児童が教頭に罵詈雑言を浴びせて何度も頬を叩く事件が発生。教頭の顔につばを吐いたり、腕にかみついたりし、さらに学校にやって来た母親が担任教師に抗議して腕を殴った。
現在、全州教育支援庁は「教育的放任による児童虐待」の容疑で警察に告発した。認められれば親の同意なしで治療できる。保護者はこれまで「治療が必要だ」という学校側の提案を無視してきたという。
また教育支援庁は加害児童を分離措置し、同じような被害が発生しないよう専門の人材を配置した。クラスの同級生の心理治療支援のための専門家集団相談プログラムも進める。
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