2024 年 12月 27日 (金)
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「犬民証」の発行から葬儀まで…韓国“本気の”ペットケア

コスモスエフェクトのチェ・ヒョニル代表(c)MONEYTODAY

韓国の4世帯に1世帯はペットを飼っている。KB金融持株経営研究所によると、昨年末時点でペットを飼っている世帯は552万世帯に上り、全世帯数の25.7%を占めた。2020年末の536万世帯から2.8%増加している。そんな中、ペット版「ゆりかごから墓場まで」を目指す新興企業「コスモエフェクト」が注目を集めている。

ペットを飼う世帯が増えるだけでなく、ペットを家族のように考える「ペットファミ族」が増え、治療費などの支出も急速に増えている。ペットを治療した経験のある世帯では、最近2年間に治療費だけで平均78万7000ウォン(1ウォン=約0.11円)を支出していた。2021年の46万8000ウォンから約32万ウォン増えた。

韓国ペット市場も急速に成長している。2015年に2兆ウォンを下回った市場が、今年は4兆5000億ウォンを超えるとみられる。

コスモエフェクトのモバイルペット身元登録プラットフォーム「ペオペット」は、ペットの身元を入力すれば管轄区庁のシステムに登録され、登録番号が発給されるシステムだ。ペット情報を記録した外付けチップ(ネックレス)が配送され、飼い主はそれをペットの首につけるだけだ。

登録されたペットの身元情報は行方不明になった時に探す時に便利で、登録番号の提示が必要なペット保険への加入や、自治体所属の遊び場や愛犬カフェ、ホテルなどを利用する際に使用できる。

最近、同社はペット用品ショッピングモール(ペオペットモール)に事業を拡大している。700余りのブランドの1万以上の商品を販売し、毎月一定金額を決済すれば、多様な会員特典を提供するメンバーシップモデルで運営している。

コスモスエフェクトのチェ・ヒョンイル代表は「ペットの出生時点から顧客を先取りすれば、それだけ商機が増える。ペットのライフサイクル全般を統合してペット市場のスーパープラットフォームに成長する」と意気込んでいる。

(c)MONEYTODAY

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