
韓国統一地方選で起きた「投票用紙不足問題」を糾弾するソウル・蚕室開票所の封鎖デモが12日目を迎える中、現場ではデモ参加者数十人が開票所の周囲を行進し、「不正選挙」関連のスローガンを叫んだ。
開票所に指定されたソウル市松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場周辺で16日、デモ参加者約30人が「不正選挙、A-WEBを韓米共助で捜査せよ」とのスローガンを掲げ、競技場周辺を行進した。
「韓米共助」などの表現が単なるプラカードではなく、スローガンとして登場したのは異例だ。当初、開票所封鎖デモの参加者らは「再選挙」という単一のスローガンで始め、その後「不正選挙、再選挙、当日投票の手作業開票」などと叫んでいたが、現在は「再選挙」というメッセージが抜けているのが特徴だ。
スローガンに含まれたA-WEBは「世界選挙機関協議会」を意味し、保守陣営で不正選挙の拠点として名指しされてきた機関だ。韓国製の選挙装備を輸出し、世界各国で不正選挙を起こしたという主張だが、事実として検証されたことはない。
この日、オリンピック公園内で届け出られた集会・行進の申請はないことが確認された。
未届けの屋外集会であっても、大きな危険がなければ法的に問題にならないが、こうしたスローガンや行進は、オリンピック公園周辺に掲示された「蚕室参政権回復要求集会参加者への勧告事項」に反する。
この勧告事項には「無断行進しながら集団でスローガンを叫ぶ行為の自制」という項目があり、「現在のスローガン唱和から逸脱し、届け出のない行進や集団移動をしながら過度にスローガンを叫ぶことは、法的問題を招く可能性がある」と案内している。
(c)news1