2026 年 5月 30日 (土)
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北朝鮮、AI誘導機能を備えた新型巡航ミサイルを初公開

北朝鮮の巡航ミサイル発射場面=労働新聞(c)news1

北朝鮮は27日、26日に実施したミサイル試射が韓国を狙った前方配備用の新型戦術兵器試験だったと明らかにした。北朝鮮が最近、前方軍団の「近代化」に速度を上げる中、従来の「大量砲撃」中心の火力運用から離れ、弾道ミサイルを多数動員して韓国の前線・後方の主要軍事基地、兵器体系、指揮施設などを一斉に精密打撃する方向へ作戦計画を転換しているとの分析が出ている。

北朝鮮はミサイル試験発射で、戦術弾道ミサイルの新型弾頭の威力、射程延長型240ミリ誘導ロケット弾の超精密自律誘導航法体系の性能、戦術巡航ミサイルの人工知能(AI)誘導命中精度などを検証したと主張した。

特に北朝鮮が今回初めて公開した戦術巡航ミサイルは、従来運用してきた中距離戦略巡航ミサイルとは異なり、前方部隊で短距離打撃のため多連装方式で運用する戦術級兵器と評価される。北朝鮮は、この戦術巡航ミサイルに「地形対照航法体系」を適用したと明らかにした。これはミサイルの航法システムに地形情報を入力し、地形の特性に合わせて飛行できるよう設定するものだ。

低高度で飛行し、ひそかに目標を打撃する巡航ミサイルの特性を踏まえ、南北境界地域の山岳地帯でも地形の妨げを受けず、適切に飛行できるようにする機能とみられる。

北朝鮮はまた、巡航ミサイルにAIによる終末誘導機能を搭載したとも主張した。専門家らは、ミサイルが飛行の最終段階で事前に学習した「核心標的」を自動認識し、打撃の精度を高める試みだとみている。移動式発射台や戦車など核心資産となり得る兵器体系を「打撃の優先順位」として学習させれば、ミサイルが目標地点に到達した後、自動で優先標的を設定して打撃する方式だ。

北朝鮮はこの巡航ミサイルを使い、有事の際、南北境界地域で隠蔽・遮蔽された韓国側の主要兵器体系が露出すれば、ただちに打撃できるようにする戦略を構想していると推定される。

北朝鮮はさらに、一つの発射台で240ミリ誘導ロケット砲と戦術弾道ミサイルをともに運用できる「軽量級多用途ミサイル発射体系」も初めて公開した。状況に応じて、複数のロケット弾や「決定的打撃」のための短距離弾道ミサイルを同じ発射台から発射できるものだ。

キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は試験発射を視察した後、「きょう進められた重要兵器体系の開発試験は、われわれの軍事力更新の明確な信号だ」「わが軍隊の火力体系は自動化、長距離化、超精密化を完璧に備えることになった」と評価した。

専門家らは、北朝鮮が前方地域で首都圏を無差別に打撃するため長射程砲を運用してきた方式から離れ、近代化した兵器を活用して韓米の主要軍事基地や指揮施設など核心施設を精密・集中打撃する方向へ戦略を変えていると分析している。前方から韓国側後方まで狙う攻撃が可能になるということだ。

韓国・統一研究院のホン・ミン先任研究委員は「北朝鮮は戦術打撃体系を精密、長距離、自動化の方向へ一括して近代化している。ロケット砲、戦術巡航ミサイル、戦術弾道ミサイルを一つの精密打撃複合体のように運用しようとする流れがみられる」と分析した。

専門家らは、北朝鮮がウクライナ戦争以降、核兵器の高度化に劣らず、通常型ミサイルの精密打撃能力を重視しているとみている。「南北二国家」を宣言し、境界地域の要塞化を進める北朝鮮が、前方地域に高度化した兵器体系をさらに集中的に配置し、有事初期に韓国側を制圧する戦略を強めるとの見方が出ている。

(c)news1

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