
中国と北朝鮮の交流が再び活発化する中、中国人観光客の北朝鮮訪問が6月ごろに再開される可能性があるとの見方が示された。
外交関係者によると、両国は最近、鉄道運行の再開や直行便の復活などを通じて人的交流を拡大している。この流れの中で、中国の王毅外相が2019年以来となる訪朝を実施し、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記やチェ・ソニ(崔善姫)外相と会談した。
今回の訪問は中朝友好協力相互援助条約65周年に合わせたもので、双方は関係強化と実務協力の拡大で一致したとされる。
ただ外交筋は、中朝間の列車再開について「象徴的な意味合いが強い」と指摘する。観光再開には列車の増便や航空路線の本格運用など、さらなる準備が必要だとみられている。
また観光分野について具体的な合意が明確に示されていないことから、北朝鮮側の受け入れ体制整備に時間がかかるとの分析も出ている。
別の関係者は「北朝鮮は観光客受け入れのためのインフラ整備がまだ十分ではない」とし、準備には一定の期間を要すると説明した。
こうした状況を踏まえ、観光再開は早くても6月ごろになるとの見方が広がっている。新型コロナウイルス流行前、平壌が受け入れ可能だった外国人観光客は約7000人規模とされており、実際の再開には施設や運用面の整備が鍵となる。
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