2026 年 6月 14日 (日)
ホーム社会駅まで徒歩20分から8分へ短縮…ソウル市が新設・延伸する「6つの新鉄道路線」

駅まで徒歩20分から8分へ短縮…ソウル市が新設・延伸する「6つの新鉄道路線」

路線図案(c)news1

ソウル市は10日、江北横断線や蘭谷(ナンゴク)線、西南線など6つの都市鉄道路線(軽電鉄)の新設・延伸を盛り込んだ「第3次都市鉄道網構築計画」を策定し、本格的に推進すると発表した。総事業費9兆1996億ウォン(約1兆120億円)を投じ、公共交通の不便地域における鉄道アクセスを大幅に改善して地域の均衡発展を図る。

ソウル市は世界最高水準の地下鉄網を誇るが、一部地域では最寄りの地下鉄駅まで徒歩などで20分以上かかる。この「交通脆弱地域」の解消が課題となっていた。

今回の計画に盛り込まれたのは、江北横断線、蘭谷線、西南線、西部線、西部線南部延伸、新林(シルリム)線北部延伸の6路線(総延長68.5キロ)。計250の候補路線を検討した上で、経済性や政策効果を総合的に評価して選定された。

主要路線のうち、中核となる「江北横断線」(25.79キロ)は、ソウル西部の木洞(モクトン)駅と東部の清凉里(チョンリャンリ)駅を接続し、江北地域を横断して東北・西北・西南圏を連結する。従来の計画から駅数を絞り込み、沿線の開発計画を反映させることで事業性を高めた。

「西南線」は、麻谷(マゴク)ナル駅―加山(カサン)デジタル団地駅の本線と、西部トラックターミナル―堂山(タンサン)駅の支線として推進。従来の木洞線計画を拡張し、市西部の交通渋滞緩和を狙う。「蘭谷線」(ポラメ公園駅―蘭香洞)も駅数の縮小などで事業性を補完し再推進する。また、民間資本事業の遅れが指摘されていた「西部線」は、再公募と財政事業への転換を並行して推進し、スピードアップを図る。

ソウル市は、これらの路線が完成すれば、市内の地下鉄駅への平均アクセス時間が9.97分から8.03分に短縮され、恩恵を受ける人口は新たに36万人増えて783万人に拡大すると試算している。

市は今後、関係機関との協議や市議会の意見聴取、市民公聴会などを経て、2026年下半期に国土交通省の承認手続きを進める計画。今月30日には市庁西小門庁舎で市民公聴会を開催する。なお、江南と江北を結ぶ新規路線「東部線」についても、今後の需要予測の妥当性検討を経て、同計画の変更を通じて追加推進する方針だ。

オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は「強い意志をもとに鉄道事業を滞りなく進める。鉄道インフラの拡充と交通サービスの革新をスピード感を持って進め、市民が効果を実感できるように万全を期す」と強調した。

(c)news1

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