2026 年 6月 14日 (日)
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韓国航空業界で二極化鮮明…FSC堅調、LCCは収益圧迫

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国際線需要の拡大が続く韓国航空市場で、FSC(大手航空会社)とLCC(格安航空会社)の格差が広がっている。

5月の韓国の国際線旅客数は前年同月比8%増加した。仁川空港の乗り継ぎ客も35%増え、中東情勢の影響による迂回運航が一因とみられている。米国路線は2カ月連続で過去最高を記録し、欧州路線も13%増と長距離需要の回復が続いた。

航空券価格や航空貨物運賃も上昇している。5月の国際線航空券物価指数は戦争前より28%、前年同月比では40%上昇し過去最高となった。4月のアジア発航空貨物運賃も約30%上昇した。

こうした環境は貨物事業の比重が大きい大韓航空に追い風となっている。乗り継ぎ需要や貨物運賃上昇、高いドル建て売り上げが高油価・ドル高の影響を一部吸収しているためだ。一方で航空機導入費やリース料、燃油費などドル建て支出も多く、負担は残る。

対照的にLCCは収益性への圧力が強まっている。旅客事業への依存度が高く、燃油費や為替負担を相殺しにくいためだ。実際にトリニティ航空(旧ティーウェイ航空)の5月の国際線旅客数は前年同月比4%減となり、ジンエアーとエアソウルもそれぞれ2%、9%減少した。

済州航空も新規航空機購入計画を40機から32機へ縮小し、投資時期を2028年まで先送りした。市場ではLCC各社が供給をさらに抑制する可能性が高いとの見方が出ており、FSCとの格差は一段と広がると予想されている。

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