
生成型人工知能(AI)で情報を探す時代が開かれ、既存の検索サービス各社が「AI検索」を生存戦略として打ち出している。Googleは最近、AIを統合したウェブブラウザーを韓国市場に投入し、サービス地域を広げている。これに対し、ネイバーは2026年上半期中に公開予定だったAI検索サービスを、メンバーシップ有料購読者向けにベータサービスとして始めた。
Googleは4月21日、「Gemini in Chrome」を韓国市場に正式投入した。別のタブを開かなくてもAIモデル「Gemini」を起動し、ウェブ上で簡単に情報を探せるよう利便性を高めた点が特徴だ。
Gemini in Chromeは2025年9月に米国で始まり、2026年3月にはインド、ニュージーランド、カナダなどで提供された。韓国は3回目のアップデート地域として、日本、シンガポール、オーストラリアなどアジア太平洋地域の国々とともに適用された。
Googleサービスとの連動性も強みだ。Gemini3.1を基盤に長いウェブコンテンツを要約し、Gメール、マップ、カレンダー、ユーチューブなど多様な業務ツールをブラウザー内で連携させ、必要な作業を支援する。利用者はブラウザー右上の「Geminiに聞く」アイコンをクリックすれば、タブを切り替えずにAIアシスタントと対話できる。
GoogleがAIを搭載したウェブブラウザーを出した背景には、検索市場の主導権がポータル中心からAIへ移りつつあることがある。
米IT企業ファーストページセージによると、2025年10~12月期の検索市場シェアはGoogleが77.9%、チャットGPTが17.1%だった。2023年に90ポイント程度あった差は60ポイントまで縮まった。
韓国検索市場首位のネイバーもAIを中心に検索サービスを改編している。2025年3月にAI検索サービス「AIブリーフィング」を公開したのに続き、4月27日には対話型AI検索サービス「AIタブ」のベータサービスを公開した。
AIブリーフィングは、利用者が入力した検索語について、AIが検索意図と文脈を理解し、要約した回答と出典情報を提供するサービスだ。利用者に役立つコンテンツを推薦し、関連情報へつなぐ機能も備える。
最近公開したAIタブは、対話を通じて探索範囲を自然に広げる対話型AI検索サービスだ。日常的な質問から高度な情報探索まで、さまざまな質問により正確に答えられるよう設計された。
特に統合検索、ショッピング、プレイス、ブログ、カフェなどネイバーの主要サービス間の連携を強化した点が特徴だ。利用者が複数のサービスを行き来しなくても、必要な情報を一つの画面で確認できるよう支援する。ブログやカフェと連動し、利用者基盤のレビュー情報に強い点も長所だ。
ネイバーは「AIブリーフィング」と「AIタブ」を軸に、検索が購入や予約につながる実行型エージェント生態系を構築する計画だ。4~6月期からはAIサービスと広告を結び付けた収益モデルづくりを本格化する。
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