
韓国で、中学生の教え子に対してわいせつ行為を繰り返した20代の大学生家庭教師に対し、第一審で執行猶予付き判決が下され、波紋が広がっている。
JTBC「事件班長」によると、被害生徒の母親は大学近くで知り合った大学生に娘の数学の家庭教師を依頼した。家庭教師は部活動の会長を務めるなど誠実な印象で信頼を得ていたが、指導が始まった後、事態は一変した。
事件は、娘が涙ながらに「部屋にもう一つカメラを設置してほしい」と訴えたことをきっかけに発覚した。既存のカメラが授業時間帯だけ録画停止になっていたため、不審に思った母親が追加で設置したカメラには、家庭教師によるわいせつ行為が記録されていた。
映像には、拒否する生徒の身体に触れたり、無理やり引き寄せて膝の上に横たわらせるなどの行為が繰り返される様子が映っていた。生徒が抵抗しても行為は止まらず、その後は何事もなかったかのように振る舞っていたとされる。
逮捕後、家庭教師は「被害者の要求に応じた」「応じなければ通報すると脅された」と主張し、責任を未成年の被害者に転嫁した。さらに、示談の過程で金額を提示したり、被害者の部屋の構造を把握しようとするなど、反省の見られない態度も問題視されている。
また、家庭教師は日常的に被害生徒に対し「母親があなたを情けなく思っている」などと発言し、心理的に支配する行為も続けていたとされる。その結果、母子関係は深刻に悪化し、現在は別居状態に至っている。
第一審の裁判所は、被告に懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡した。初犯であり犯行を認めた点が考慮されたが、示談が成立していない中での量刑に対し、被害者側は控訴の意向を示している。
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