2024 年 5月 6日 (月)
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韓国ユニコーン、海外市場開拓で狙う「成長」「成果」の“二兎”…ターゲットに日本も

写真提供=ムシンサ(c)KOREA WAVE

韓国のオンラインファッションストア「ムシンサ(MUSINSA)」や中古品販売サイト「タングンマーケット(Danggeun Market)」など、国内市場で競争力を養い、「ユニコーン」(企業価値が10億ドル以上ある未上場の成長企業)に浮上したスタートアップが、日本をはじめグローバル市場の攻略に乗り出している。業界投資の冷え込みが続くなかで、海外市場を開拓し、「成長」と「成果」の“二兎”を追う構えだ。

タングンマーケットやムシンサ、インテリアプラットフォーム「オヌレチプ(今日の家/OHouse)」を運営するスタートアップ「バケットプレイス(Bucketplace)」は、コンテンツやコマースの能力を高め、韓国内外を網羅するグローバルプラットフォームとしての地位を固めつつある。

タングンマーケットは、地域に根差した生活コミュニティサービスという特性を生かし、早い段階から海外進出を模索してきた。2019年に英国南部の都市サウサンプトンで現地サービスに着手し、翌年には米国でもタングンマーケットを立ち上げた。一昨年は日本の子会社「キャロット」とカナダ支社「タングン」を相次いで設立した。

タングンマーケットは日本や米国、英国、カナダの4カ国の計460余りの地域でサービスを展開している。グローバルサービスでも、韓国国内のタングンマーケットと同様、居住地域の全地球測位システム(GPS)認証に基づき運営されている。

ムシンサは2021年に日本法人「ムシンサジャパン」を設立。韓国ブランドの日本市場に活路を開き、オンライン・オフラインインフラの構築を支援してきた。今年4月には東京・原宿に「MUSINSA POP-UP STORE」をオープンし、韓国のファッションブランドを紹介した。

ムシンサは日本をはじめ、米国やカナダ、シンガポールなど13カ国でサービスを展開している。今年初めには、中国の電子商取引(EC)大手アリババグループが運営するオンラインプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」に入店し、グローバル領域を拡張している。

(c)KOREA WAVE

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