
韓国・起亜が世界最大規模の防衛産業展示会「ユーロサトリ(Eurosatory)2026」に参加し、特殊車両のフルラインアップを披露して、グローバル防衛産業市場の攻略に乗り出した。
メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ジェソン記者の取材によると、起亜は15~19日にフランス・パリのノール・ヴィルパント展示場で開かれるユーロサトリ2026に参加する。ユーロサトリは1967年に始まった世界最大規模の防衛産業展示会で、2026年は66カ国から約2300社が参加し、防衛産業技術と装備を展示する。
起亜のユーロサトリ参加は2016年以来10年ぶりで、今回の展示を通じて軽型から大型までを網羅する特殊車両ラインアップの競争力をアピールする。
展示会場には、タスマン軍用指揮車と小型戦術車(KLTV)2人乗りカーゴ車両の実物をはじめ、次世代中型標準車(KMTV)と大型標準車の模型が展示される。
タスマン軍用指揮車はピックアップトラックをベースにした車両で、無線機や灯火管制装置など軍用の特殊仕様を採用した。起亜は、2025年から韓国軍の標準指揮車として実戦配備されており、欧州など海外市場でも関心を集めていると説明した。
小型戦術車は60%の縦勾配と40%の横勾配での走行が可能で、水深760ミリメートルの河川渡渉能力を備えている。銃弾や爆発物から搭乗者を保護でき、氷点下32度の環境でも運用が可能だ。今回の展示車両には、渡渉性能を高めるシュノーケルとエンジン冷却システムが採用され、砂漠や熱帯雨林、山岳地形など多様な環境で運行できる。
起亜の小型戦術車は現在、韓国軍だけでなく、欧州、中東、アジア・太平洋、中南米など複数の国で運用されており、最近ではポーランド軍の新型標準車両に選定された。
次世代中型標準車は、水深1メートルの河川渡河と、最大25人または貨物10トンの輸送が可能であることが特徴だ。大型標準車は、大規模貨物の迅速な積載・運搬・荷降ろし能力を備えている。
起亜の関係者は「2026年は、グローバル顧客から商品性を認められた新型小型戦術車の派生モデルと、軽型から大型までを網羅する特殊車両のフルラインアップを披露することになった。50年以上の特殊車両開発経験を基に、軍の顧客に合わせたモデルを開発し、未来の軍用モビリティのビジョンを提示していく」と述べた。
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