
韓国・釜山で12、13両日開かれたグループ「BTS(防弾少年団)」のコンサートが、世界各地から訪れる外国人観光客の足をソウルの外へ向かわせる強力なきっかけになっている。
K-POPの大型イベントと地域コンテンツの影響で、これまでソウルに過度に集中していた外国人旅行客の動線が、釜山や江原、済州など地方へ急速に広がり、韓国観光業界の地図が変わりつつある。
企業間取引(B2B)宿泊予約プラットフォームのオールマイツアーによると、2026年6月第2週の訪韓外国人観光客の宿泊予約データを分析した結果、全予約のうちソウル以外の地域の客室が占める割合は34.0%で、前年同期の16.8%から2倍以上に増加した。
一方、同じ期間のソウルの予約比率は83.2%から66.0%へ17.2ポイント減少し、外国人観光客の旅行需要が全国単位へ広がる流れが数値で示された。
地域別では、12、13両日に「BTSワールドツアー・アリランIN釜山」コンサートを開く釜山市の伸びが目立つ。6月第2週基準で、外国人による釜山の宿泊予約件数は前年同期より218%増加し、6月全体の予約件数も前年同月より278%増えた。
自治体別では、海雲台区が全体予約の41.5%で最も多く、中区21.6%、沙上区12.8%が続いた。公演観覧をきっかけに、グルメやショッピングもあわせて楽しむ滞在型観光客が増えた結果とみられる。
SNSで広がる「田舎」文化コンテンツも、地方観光需要をけん引している。江原特別自治道では、自然の中での休息や登山、K-コンテンツ撮影地訪問などが人気を集め、6月の宿泊予約件数が前年同月より7倍以上急増した。済州特別自治道の6月予約件数も、独自の自然景観と地域文化体験への需要に支えられ、前年同月より60%増加した。
オールマイツアー・レベニューチーム長のユン・ジウン氏は「最近の訪韓外国人観光のトレンドが、コンテンツ基盤の滞在型旅行へ移り、K-POP公演や自然体験などが実際の宿泊予約をけん引する核心要素として定着している。これは一時的な特需を超え、訪韓観光の構造的変化を示す流れであるだけに、今後も各地域との協力を通じて連携商品を披露し、地域観光の活性化に寄与したい」と述べた。
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