長距離路線でアシアナ航空の代替任務を引き受ける韓国の格安航空会社（LCC）エアプレミアとティーウェイ航空が機体不足に苦しんでいる。エアプレミアは運航スケジュールに影響が出ており、ティーウェイ航空も3年前に枠を獲得したクロアチア便をいまだ運航できずにいる。
エアプレミアの仁川（インチョン）―バンコク便が4日、機体整備を理由に大韓航空のチャーター便に変更された。
関係者は「事前に航空機で点検すべき事案が見つかったが、乗客に迷惑をかけるわけにいかないので欠航の代わりにチャーター便の運航を決めた」と説明した。
現在エアプレミアは大型機を利用してニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルトなどの長距離路線を運航している。しかし、航空機が不足しており、整備時間を確保するため運航日程に変更が生じている。
エアプレミアは11日にもバンコク路線で大韓航空のチャーター便を運航することを明らかにした。
一方、ティーウェイ航空は2020年、LCCで初めてクロアチア路線を確保したが、航続距離の短い大型機しか保有していない。それでも通常なら直行できるのだが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で戦闘地域を大回りする必要があり、運航距離が長くなる。いまだ飛ばせずにいるのはそのためだ。
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