中東アラブ圏で韓国産ゲームの消費が拡大している。最近、韓国のユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領が訪れたアラブ首長国連邦（UAE）のゲーマーが、K-ゲームをするために月平均68.98ドル（約9000円）を支出していることが、文化体育観光省と韓国コンテンツ振興院の「2022海外市場の韓国ゲーム利用者調査」報告書でわかった。
今回の調査は東アジア（日本・中国）、北米（米国・カナダ）、欧州（英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン）、西南アジア（インド・パキスタン）、中東（エジプト・サウジアラビア・ヨルダン・UAE・カタール）の5地域16カ国のゲーマー6800人が対象。国別に平日・週末の韓国ゲームの平均利用時間を比較した。
その結果、平日にはインドとエジプトがそれぞれ172.28分、170.07分で最も長かった。週末にはパキスタンとUAEでそれぞれ237.44分、235.35分ずつ韓国ゲームを最も長く利用していた。
地域別では、西南アジア（平日168分・週末225分）と中東（平日159分・週末218分）の平均ゲーム利用時間が最も長く、これは韓国（平日146分・週末192分）ゲーム利用時間を大きく上回る。
月平均の韓国ゲーム利用費用は、カタールが75.21ドル（約9754円）で最も多かった。調査対象者全体の平均利用費用38.51ドル（約5000円）より2倍ほど多かった。
UAEでも68.98ドル（約8946円）を記録するなど、中東地域の韓国ゲーム消費が急増している。韓国コンテンツ振興院の関係者は「中東は北米や欧州より、すべてのプラットフォームでゲーム利用費用が多く、魅力的な新興市場だと改めて確認された」と説明している。
(c)MONEYTODAY
