
約4年にわたり首都圏の高級住宅を狙って窃盗を繰り返してきた、いわゆる「首都圏ムササビ」と呼ばれる男が、長期間の逃走の末に警察に逮捕された。
韓国京畿道・龍仁東部警察は20日、特定犯罪加重処罰法違反(常習窃盗)の疑いで50代の男を逮捕、拘束したと明らかにした。
警察はまた、この男の犯行を手助けした60代の共犯についても、特殊窃盗の疑いで立件し、取り調べている。
男は2022年9月から最近まで、龍仁や広州、利川、城南、果川、義王、楊平などで、タウンハウスや高級戸建て住宅に侵入し、30回以上にわたり現金や貴金属など計5億ウォン以上(約5500万円)を盗んだ疑いが持たれている。
共犯の男は、依頼を受けて車で現場付近まで送迎し、逃走を手助けしたとみられる。
警察は2025年12月と2026年2月、龍仁市内の集合住宅で相次いで発生した窃盗事件を受理し、捜査に着手した。その後、先月12日には19人規模の専従チームを編成し、本格的な追跡に乗り出した。

現場周辺の防犯カメラ約900台分の映像を分析するなど集中的な捜査を進め、容疑者を特定。16日に忠清北道で逮捕した。最初の犯行から3年7カ月ぶりの検挙だった。
警察によると、容疑者は山林に隣接する住宅を狙い、共犯の車で登山道付近まで移動した後、自ら山を越えて犯行現場に向かっていた。山間部は防犯カメラが少ない点を悪用したとみられる。
さらに、留守宅を確認したうえでマイナスドライバーやバールなどを使い、覆面姿でガス管を伝って侵入していたことが分かった。
足跡を残さないよう靴カバーを着用し、侵入地点に水をまくなど、痕跡を消すための周到な手口も確認された。
犯行後は登山服に着替え、登山客を装って再び山に入り、別の場所で共犯と合流して車で逃走していたとみられる。
警察は捜査の過程で数十件に及ぶ余罪も把握している。この男は若い頃から約40年にわたり窃盗などの犯罪を繰り返してきたとされるが、現在も捜査中のため詳細な前科は公表されていない。
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