
韓国国内の韓米軍事施設や主要国際空港を回って写真を撮影したとして、一般利敵などの罪に問われた17歳と19歳の中国人少年に対する論告求刑公判が21日、水原地裁で開かれ、検察側は17歳少年に懲役3年以上4年以下、19歳少年に懲役4年をそれぞれ求刑した。判決は5月14日に言い渡される。
検察は「軍事安全保障を脅かす重大な犯罪行為であり、被告らは反省していない」と指摘した。
一方、2人の弁護人は「組織的な背後関係があるわけではなく、それぞれの趣味として写真を撮っていただけで、特別な目的はなかった」と主張した。そのうえで「年齢が若い点などを考慮し、できるだけ軽い刑にして帰国できるようにしてほしい」と訴えた。
17歳の少年は「韓国に来て旅行しながら写真を撮っただけで、誰かの指示を受けたり利益を得たりしたわけではない。私は未成年で、外国の法律への認識も弱く、これほど重大な違法行為だとは知らなかった。寛大な判断をお願いしたい」と述べた。
19歳の少年も「十分に認識しないまま軍事施設を撮影したが、それが違法で危険な振る舞いだったと思う。今回の件は大きな教訓になった。自由を失うことを痛感した。本当に申し訳ない」と話した。
2人は2025年後半から2026年3月まで韓国に何度も入国し、望遠レンズ付きカメラなどを使って、離着陸する戦闘機や管制施設を撮影したうえ、これをインターネットサイトに掲載し、韓国の軍事上の利益を害した罪に問われている。
2人が訪れた場所は、水原空軍基地、平沢の烏山空軍基地(K55)、平沢の米軍基地(K6)、清州空軍基地の韓米軍事施設4カ所と、仁川、金浦、済州の主要国際空港3カ所だった。
さらに2人は、中国企業製の無線機を持って韓国に入り、空港や空軍基地の近くで管制官と操縦士の通信を傍受しようとしたものの、周波数の調整に失敗して未遂に終わった疑いも持たれている。
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