韓国で今年導入された「黄緑色のナンバープレート」制度の影響で、法人車両の新規登録台数や、法人車両として人気だった代表的なモデルの販売台数が急減している。
カーイズユーデータ研究所によると、2024年1月から7月までの法人車両の新規登録台数は2万7400台で、前年同期比27.7%(1万506台)減少した。
業界では、今年初めから施行された「黄緑色のナンバープレート」制度が法人車両登録の減少につながったとする見方が一般的だ。
この制度は、法人車両の私的利用を防ぐために、取得価格8000万ウォン(約880万円)以上の車両に黄緑色のナンバープレートを義務付けたものだ。
用途別に見ると、自家用法人車両の減少が著しかった。昨年は3万3363台が登録された自家用法人車両が、今年は1万356台減少し、2万3007台にとどまった。
さらに、「スーパーカーブランド」の法人車両登録台数も大幅に減少した。ポルシェの法人車両販売台数は前年より47.0%減少し、2219台にとどまった。ベントレー(-65.0%)、マセラティ(-42.2%)、ロールスロイス(-44.4%)、マクラーレン(-85.0%)の販売も大幅に減少した。
また、国内の代表的な法人車両モデルの販売台数も急減した。ジェネシス G90の販売台数は前年より45.6%減少し、3607台となり、メルセデス・ベンツ Sクラスの販売台数も63.9%減少し、1843台にとどまった。
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