2024 年 4月 29日 (月)
ホーム経済OTTCOUPANG PLAY、コンテンツ強化で国内OTTの1位狙う

COUPANG PLAY、コンテンツ強化で国内OTTの1位狙う

MLSの試合のライブ中継を予告するCOUPANG PLAYのポスター(COUPANG提供)©news1

韓国の動画配信サービス「COUPANG PLAY」が積極的な投資によるコンテンツの多様化で、国産OTT業界1位の座を狙っている。見るべきものが少ないといわれてきたCOUPANG PLAYだが、スポーツ、ドラマなど人気コンテンツを増やしたため好評を博している。

COUPANG PLAYは今月17日と19日の午後3時、プレミアリーグ人気チームであるトッテナム・ホットスパーとチームKリーグ親善戦1、2次試合のチケットを販売する。親善試合は7月13日と16日の午後8時に開始予定だ。

チケットを購入するためにはCOUPANG PLAYに接続しなければならない。クーパンの有料メンバーシップである「ロケットワウ(ROCKET WOW)」会員だけがチケット購買が可能だ。ロケットワウ会員は1人当たり最大4枚まで購入できる。

COUPANG PLAYは昨年からKリーグ、米プロフットボールNFL、メジャーリーグサッカーMLS、北米プロアイスホッケーNHL、アジア最大の格闘技イベント「ONE Championship」などを生中継し、積極的にスポーツ関連コンテンツの拡張に乗り出している。国内代表のサッカー生中継プラットフォームとして位置づけられるためにスポーツコンテンツを多様化したわけだ。

最近はペ・スジが主演したCOUPANG PLAYオリジナルコンテンツ「アンナ」の制作にも乗り出すなどドラマコンテンツも強化中だ。このほか、俳優ソ・ヒョンジン主演の「なぜオ・スジェなのか」と、ソ・ジソプ主演の「ドクター・ロイヤー」など人気ドラマもCOUPANG PLAYではVOD(ビデオ・オン・デマンド)で視聴できる。ロケットワウ会員なら、最新のドラマをCOUPANG PLAYで無料で視聴できるわけだ。

これによってCOUPANG PLAYは国内OTT市場で急速に成長してきた。 アプリ・リテール分析サービス「WISEAPP・RETAIL・GOODS」によると、COUPANG PLAYの4月の月利用者数は321万人を記録し、OTTの全体で3位を占めた。1位の米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の1055万人とは差があるものの、2位の「TVING(ティービング)」の324万人とは3万人しか差がない。国内OTT業界1位のTVINGを猛追しているわけだ。

ただ、総視聴時間は5億分で、ネットフリックス35億分の7分の1レベルに止まっている。 2位の「Wavve(ウェーブ)」の12億分の半分にも及ばないレベルだ。COUPANG PLAYがロケットワウの顧客を土台にしながら利用者数を急速に増やしたが、利用者の視聴時間を増やすほどの「キラーコンテンツ」が不足しているためだ。

©MONEYTODAY

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