2024 年 5月 6日 (月)
ホームエンターテインメントBTSチャプター2…チームの未来は「?」ではなく「!」 (上)

BTSチャプター2…チームの未来は「?」ではなく「!」 (上)

J-HOPE(BIGHIT MUSIC提供)©NEWSIS

「もっと多くのことを見せたい」。BTSメンバー、J-HOPEが新曲「MORE」(1日午後1時公開)の発売を前に抱負を語った。15日に発売される初のソロアルバム「Jack In The Box」の先行公開曲であり、BTSの「チャプター2」を開くことになる。

◇「やや遅れた手順」

BTSは先月14日公開の「会食映像」でグループ活動の一時中断を宣言したことで動揺が広がり、翌日にはHYBEの時価総額が2兆ウォン近く蒸発する事態に発展した。

BTSの個別活動は予定された手順といえ、一部には個別活動への移行が遅すぎたという指摘もある。

K-POPアイドルグループのほとんどが、再契約後8年程度で、個別アーティストとして、各自のアイデンティティを追求していく。もっと早い段階で個別活動を並行して進めるグループもある。

だが、BTSの場合、今年でデビュー9周年、つまり10年目での個別活動の宣言となり、その開始時期は他に比べてやや遅い。実際、BTSの「チャプター2」は2020年2月に発売した4thアルバム「MAP OF THE SOUL:7」からのはずだった。だが新型コロナウイルス感染拡大で計画は先延ばしにされた。

BTSの個別活動開始には「メンバーの軍入隊」だけでなく、こうした「個別活動の手順」というものも背景にあったといえよう。

グループ活動を完全に中断するわけでもない。「2030釜山万博」広報大使の役割を担い、ウェブ芸能「走れバンタン」録画も並行する。

BTS(BIGHIT MUSIC提供)©NEWSIS

◇「個別活動がチームを上回る」可能性

こうしたBTSを取り巻く状況の変化を「K-POPの危機」ととらえる声が出る一方で、むしろBTSの個別活動がK-POP市場の版図を拡大する可能性がある、という肯定的な見解もある。

「ガオンチャート(Gaon Chart)」のキム・ジヌ首席研究委員は先月、コラムで「BTSの個別活動で『ミリオンセラー』歌手の数は今後さらに増える」と展望している。

さらに、キム委員は、すでにソロ活動の並行を始めたK-POPの看板ガールズグループBLACKPINKの例を挙げた。

それによると、BLACKPINKのチーム活動でのアルバム販売量は2020年には172万4461枚。一方、リサ、ロゼ、ジェニーのソロアルバム合算販売量は昨年、146万8572枚。ソロアルバム合算販売量がチーム活動アルバム販売量の85.2%レベルに達しているのだ。

ほかにもグループ「EXO」メンバーのベッキョンが挙げられる。ベッキョンはソロアルバムでEXO完全体アルバム販売量に匹敵する100万枚以上の販売量を記録している。

キム委員は「BTSの場合も、個別活動のアルバム販売量がチームを上回ることもあり得る」との見解を示した。

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