2025 年 6月 9日 (月)
ホーム社会「地震かと思った」80トン重機がマンションに倒れ込む…韓国・住民80人が避難

「地震かと思った」80トン重機がマンションに倒れ込む…韓国・住民80人が避難

事故現場の様子=読者提供(c)news1

韓国京畿道龍仁市の工事現場で5日夜、地盤を掘削するための大型重機が倒れ、隣接するマンションを直撃した。約80人の住民が避難する騒ぎとなったものの、人的被害は報告されていない。

警察などによると、5日午後10時13分ごろ、「龍仁市器興区にあるマンションに大型重機が倒れ込んだ」との119番通報があった。重機は重量約70〜80トンの穿孔機。このマンションは全14棟、計826世帯が居住している。事故のあったA棟は地上15階・地下1階建てで、延べ床面積は6681平方メートル、全60世帯で構成されている。

消防当局は現場周辺を封鎖し、安全を確保した上で重機15台と人員38人を動員し、警察と共に事故の収拾にあたった。A棟の最上階である15階の一部住戸では外壁が損傷し、窓ガラスが破損するなどの被害が生じた。

20代の住民は「雷のような轟音がして外に出てみると、事故が起きていた」と語った。また別の住民は「地震が起きたかと思った」と泣き出すなど、現場は混乱を極めたという。

問題の穿孔機は、A棟のすぐ前にある鉄道路盤新設工事現場に設置されていた。警察は、停止中だった重機が徐々にマンション側に傾いて倒れたと推定している。

(c)news1

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